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僕が森林問題をどう考えているか(後)

2010 年 10 月 28 日(木)23:28 | 日記, 未分類 | 3 Comments |

・・・・ 昨日のブログから ・・・・

(6)「日本の森林政策そのものが、かなり以前から崩壊している」という事実をきちんと認識をすべき。国の森林計画が崩壊をした理由の一つは「森林所有者の半数以上が、“森林施業計画”を出してない」ことであり、さらに、森林施業計画を長期間出さない所有者の中に“国の機関”も含まれている事実からも、この制度の崩壊は見てとれる。

(7)国は「外国企業でも良いから森林を売りたい」という森林所有者に対し、どう対応しようとしているのか全く解らない。国土が海外資本に買われ続けているのは「国家存亡にかかわる一大事」である。政府は早急に「すぐに森林を売らないで少し様子を見てみよう」と所有者が考えるような制度や具体的な施策に関する議論を国会や政府内で早急に始めるべき。

(8)COP10の議長国として、生物多様性に深く関与する森林を早急に把握し、その森林に関しての規制・監視を強化すべきではないか?

(9)日本の面積の約7割を占める森林が売買される時、国も自治体も「所有者が森林という国土を買った理由」を把握できていない。これは「国土利用計画法」が原因である。又、宅地や農地とは全く異なり“森林”は誰でも売買や仲介が出来る法制度も問題である。

(10)森林の区分や森林に対する規制がアバウトすぎる。所有者での区分は大雑把に公有林と私有林の2つに分けられ、規制等から見ると保安林とそうではない森林の2つの区分だけである。また、森林政策における森林の持つ機能面からの分類でも“水土保全林”“森林と人との共生林”“資源の循環利用林”という不思議な3分類のみだ。つまり、生物多様性に密接にかかわる森林や、自衛隊の基地や空港、原子力発電所という施設に隣接する森林は、他の森林と区別されていないことが異常なのだ。また、規制も保安林以外はほとんど無く、このことも議論が必要である。今後、我々は森林の場所や特性等を考慮し、その森林に合った対応をしていく必要がある。

(11) 不在村所有者の森林整備はどうするのかといった本質的な議論も必要。

追記
「環境」「生物多様性」からのアプローチについて、若干入れたが、更に深いアプローチが必要では?
CO2の吸収に関しての観点も必要では?海外資本が所有している森林は排出権量取引においてどのような扱いになるのか。

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 以上が、僕が元総理の伝えしたかったことなのです。

 僕は「本当に国は呑気だ」と感じています。今、まさに「国土が外国に買われ続けている」というのに、あまり議論もされず、国民の生命や財産に深く関係する事案でもあるのに、国会からはそのような危機感が伝わって来ません。

 ですので、全てを伝えられたのかは解りませんが、自分の意見を元総理に言えたことは自分にとって非常にありがたいことでした。

 僕は、どんなことをしても「この問題を解決に導くこと」が自分に課せられた使命だと思っているのです。

コメント

  1. KK より:

    40代の東京住まいですが小野寺さんのこのブログを見てから大ファンです。政治信念が素晴らしいです。このような方こそ本当に国民から信頼され愛される政治家です。小野寺さんのような政治家ばかりだったら税が上がったって頑張って働いて納めようと思うでしょう。本当はそれがあたり前なんですが・・・。周りは保身しか考えていないろくでもない政治家ばかりだから孤立してしまうと思いますが、国民は必ず小野寺さんのみかたになりますよ。小野寺さんのようにしっかりした信念を持った方は、自分の時間なんか作れないと思いますのでブログやTwitterの更新はゆっくりで全然大丈夫ですよ。見ている人はわかっているはずです。心から応援します。

  2. より:

    はじめまして。
    帯広出身者です。

    KKさんと同意見です。

    私は1歳と6歳の2人の母です。
    子供って本当に輝ける未来に満ちあふれているんですよね…

    私になにができますか?
    母仲間はたくさんいます。
    私たちはなにをしたらいいですか?
    子供達のために、どうしたらいいでしょうか?

    まさるさんを応援しています。
    それだけでなく、
    できることが何かあれば教えてください。
    ただひたすら、この子達の未来を守りたいだけなのです。

  3. 日本は魂の国 より:

    海外に住んでいる者です。 小野寺さんが ’外から見た日本”という体験をされて、今日の議員活動があることを

    心強く思っています。 中川昭一氏が亡くなられたとき、一日涙が止らなかった。  帯広でなぜ民主党議員が
    選ばれたか、私にはどうしても理解できません。

    北海道の土地が、外国人に買われている、中国人の富裕層をターゲットにした別荘地ができる、中国人観光客を誘致して、観光特区にする、 中国人には中国の運転免許でOK, 等々 インターネットで読むたびに、北海道が
    荒れていくことを憂慮し、心がおさまりません。  どうぞ、小野寺様、がんばってください。

    下記は北海道に中国人を誘致するために動いている 観光協会の人のブログです。 この方は、本当に
    日本人なのでしょうか。 http://blog.goo.ne.jp/baimulong

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