平成15年12月3日 十勝毎日新聞
2003 年 12 月 3 日(水)23:55 |
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【札幌】道議会は2日、一般質問の2日目を行った。自民党・道民会議の小野寺秀氏(帯広市)が初めて質問に立ち、教育問題について道の考えをただ した。特に主任制問題に関しては「主任手当を送り返している主任等の氏名と返金の目的について実態調査を行い、厳正な措置を取るべきだ」と厳しく追及し た。
小野寺氏は、主任制問題で約50億円の主任手当が道に送り返されている点に関し「送り返されたお金を郵便代をかけて北教組に送金するのは道費の無駄遣 い。道への任意の寄付金であれば送金の必要はなく、主任手当を受け取るにふさわしい仕事をしなかったのであれぼ職務義務違反としての処分が必要」と述べ、 調査の必要性を強調した。相馬秋夫教育長は「主任手当の返還と称する行為は主任制度と手当支給の趣旨に反する。引き続き職員団体に対し是正を求めていきた い」と回答したが、小野寺氏は納得せず、再質問を行った。
また、同問題に関連し道教委は教員の服務や学校運営に関する手引きを来年度から学校などに配布する考えを示した。
(池田有紀)
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