平成23年度食と観光対策特別委員会
平成23年 食と観光対策特別委員会 開催状況
開催年月日 平成23年2月2日(水)
質問者 自民党・道民会議 小野寺 秀 委員
答弁者 環境生活部環境局・自然環境課特定生物担当課長
小野寺秀
去る1月30日、十勝の本別町で高病原性鳥インフルエンザで死亡した疑いのあるオオハクチョウが道路脇で発見されました。
幸いにも検査結果は陰性でありましたが、この案件における道の対応に問題はなかったのか、お伺をしたいと思います。
一般の道民が役所に死亡しているというオオハクチョウを発見したという通報が入ったのは何時か。そして、その情報が十勝振興局に入ったのは何時かお教え下さい。
幸いにも検査結果は陰性でありましたが、この案件における道の対応に問題はなかったのか、お伺をしたいと思います。
一般の道民が役所に死亡しているというオオハクチョウを発見したという通報が入ったのは何時か。そして、その情報が十勝振興局に入ったのは何時かお教え下さい。
自然環境課特定生物担当課長
十勝総合振興局への通報についてでありますが、一般の道民の方が本別警察署及び本別町役場に通報した時間は、9時10分頃であり、その後、9時40分頃に本別警察署から十勝総合振興局の職員に通報があったと承知しております。
小野寺秀
まずここで30分間タイムラグがあります。道警も道の連絡会議に入っているはずですが何故30分間連絡してこなかったのかということは疑念を持ちますが、次の質問に入ります。
振興局の担当課には9時40分に連絡が入ったと。それでオオハクチョウの消毒及び回収を本別警察署に依頼し、又、死体が発見された周辺の消毒は本別町役場が行ったようでありますが、この様に、局は対応を人まかせにし続けたわけであります。振興局に通報が入り、実際に振興局の職員が本別入りするまでに何時間が経過をしたのか、お教え下さい。
振興局の担当課には9時40分に連絡が入ったと。それでオオハクチョウの消毒及び回収を本別警察署に依頼し、又、死体が発見された周辺の消毒は本別町役場が行ったようでありますが、この様に、局は対応を人まかせにし続けたわけであります。振興局に通報が入り、実際に振興局の職員が本別入りするまでに何時間が経過をしたのか、お教え下さい。
自然環境課特定生物担当課長
死亡個体の回収までに要した時間についてでございますが、本別警察署から9時40分に十勝総合振興局の職員に通報があり、その後、死体回収で本別警察署に到着したのは16時と確認しており、約6時間が経過したところでございます。
小野寺秀
本別に職員が入ったのが、本別の距離は1時間弱で振興局から着くわけですが、6時間以上掛かったことに関して、どうようにお考えになりますか。
また、実際にオオハクチョウの死体が本別町にあり続けたことも大きな問題であると思いますが、その点についてもお伺いします。
また、実際にオオハクチョウの死体が本別町にあり続けたことも大きな問題であると思いますが、その点についてもお伺いします。
自然環境課特定生物担当課長
本別警察署での死体の一時保管などについてでございますが、警察署や市町村によります一時的な保管や消毒は、これまでの関係機関との連携体制の中では想定していたところではございますが、結果的に回収まで6時間が経過したことは、反省すべき点もあると考えているところでございます。
小野寺秀
まだ検査もしていない、もしかしたら陽性かもしれない死体を何故6時間も本別警察署に放置していたのか、私は非常に疑問でありますが、次、これ自体、何故この様な、いい加減な対応になったのか伺います。その原因はどこにあるとお考えなのか。又、今回の対応に対して、道はどのように考えるのか改めてお伺いします。
自然環境課特定生物担当課長
今回の事案に対する認識などについてでございますが、今回の事案は、休日の体制で職員がいない中、報道対応及び簡易検査の受入機関であります帯広畜産大学との調整更には搬送準備に時間が掛かったことが原因と考えております。
しかしながら道民の皆さまの不安を解消する観点からも、可能な限り早期に回収及び検査を行うことが望ましいものと認識しております。
しかしながら道民の皆さまの不安を解消する観点からも、可能な限り早期に回収及び検査を行うことが望ましいものと認識しております。
小野寺秀
今答弁頂きましたが、実際にいろいろな関係団体と大学と調整に時間が掛かったので、この様な結果になったとおっしゃっておりますが、これは私は言い訳だと思っております。9時40分に通報があった段階ですぐに対応する必要があったと思っておりますし、実際に鳥インフルエンザに休日も何もないということで、休日だから遅れたというのもおかしな話であると思っております。また、対応マニュアルに即した体制整備だったのかという問題もありますが、最後に、今後、この様なことが起こらぬようどう対応されるおつもりなのかお聞かせ下さい。
自然環境課特定生物担当課長
今後の対応についてでございますが、渡り鳥が道内に存在するこの時期は、どこでいつインフルエンザが発生してもおかしくないことから、各検査機関などと密接に連携しながら緊張感を持って対応する必要があると考えており、本日開催する「全道保健環境部長会議」の場で、適切かつ迅速に対応するよう徹底して参りたいと考えております。
小野寺秀
私の質問はこれで終わりますが、たぶんですね職員の危機管理の意識が非常に低いということと、対応マニュアルについても見直す必要があると思います。
風評被害を広がるのを恐れていると言いましたが、この様な対応をしていると逆に北海道が風評被害を広がせる危険性もあるということで、しっかりと対応して頂きたいということを要望して質問を終わります。
風評被害を広がるのを恐れていると言いましたが、この様な対応をしていると逆に北海道が風評被害を広がせる危険性もあるということで、しっかりと対応して頂きたいということを要望して質問を終わります。