2日間ブログを休んだ理由!
僕がブログを2日間休んだのには2つの理由がありました。
まず最初の理由は、僕が「衆院選の公開討論会が公平ではなかったのでは?」と指摘をした“NPO法人のリンカーンフォーラム北海道”ですが、僕のブログがきっかけとなり会の代表が辞任を表明し、会の解散が決定したのです。確かに「リンカーンフォーラム北海道」に対して、僕がおかしいと思ったことは書きましたが、その後にお互いに議論をする事が大切だと思っていました。その議論を通して「より質の高い公開討論会を開催できる会へと成長して欲しい」と本気で思っていたからです。僕に「会を潰す」という気持が全くなかったので、この結末に非常に驚きましたし、残念でなりません。
実は、僕のブログでの指摘に対しての所感が、リンカーンフォーラムがホームページに出されました。僕は、9日のブログでその所感に対する考えを書こうと考えていたのですが、この文章を書き終えた後「この文章をブログに出したら、リンカーンフォーラムと僕が『水掛け論』をし続けることになるのではないか。それは僕の本意ではない。」と思い、ブログへのアップを止めたのです。近日中に山下代表とお会いし話をすることになっていますので、この件は後日のブログに書きます。
2つ目の理由は、10日に僕が北海道新聞の取材を受けたからです。この取材は、帯広の高校において、ある新聞社の社説が使われ授業が行われていた件の取材でした(この記事は、今日の道新の朝刊に出ています)。
実際に、僕のブログが発端で色々なことが同時に起こった事実を踏まえ、僕も自分のブログのスタンスをしっかり考える必要があると感じましたので、10日もブログも休ませてもらいました。
さて、僕が「新聞の社説を高校の授業を使われた」ことをブログを書き、道教委に指摘をしたのは事実です。そして道教委は僕の思った以上の速さで対応をしていたようです。しかし、各学校に出した文章を見ると「僕の思っていたことが100%道教委に伝えられなかった。」と反省もしています。道教委は「1社だけの社説の使用」も問題にしているようですが、僕は「授業で社説を使用する社説は1社でも良い」と考えているのです。 僕は、「教職員は各社の社説がバラバラであることをきちんと認識し、授業において社説使おうとするのであれば、主だった数社の社説を比較・検証するくらいの配慮が必要ではないか」と言っているのです。また同時に、ある社説を「穴埋め方式のように加工」するのであれば、「恣意的に加工されている」と生徒や保護者が感じないような配慮も必要であり、加工の方法によっては「社説とは全く別のもの」になる危険性があるとも思っています。
僕には、この教員を責めるつもりは全くありません。僕は、実際に「事業で使うには偏った資料ではないか」と保護者の方から指摘をされた事実を重く受け止め、そういう声が出来るだけ出ないようにする仕組みを道教委に作って欲しいと思い、この件を指摘をさせていただいたのです。
今後、「小野寺は教育現場へ不当に介入した」と騒ぐ方々が現れるのでしょうね。すでに、かなりの数の「訳の解らないメールやコメント」をいただいております。僕には「教育現場へ介入する」という意図は全く無いのですが、それでも騒ぎ立てようとする人達がいるのです。それらの攻撃には正々堂々と戦います。そういえば、今日の道新の記事はそれ自体は良かったのですが、付録のような「有識者の見解」はどうしても必要だったのでしょうか。有識者であろう方の「あまりの薄っぺらなコメント」に、本気でがっくりしてしまいました。
さて、今回、僕のブログによって様々な波紋が拡がる可能性があることを改めて思い知らされました。今後はブログは少し慎重に書かならないかもしれません。しかし僕は、政治家はおかしいと思った時におかしいと主張するのが仕事であり、リアルタイムで「僕が何を考えているのか」を有権者に伝えることが大切だと考えています。僕は、慎重になりすぎることによって、政治家としてこれらが出来なくなってしもうのも嫌ですので、これらのバランスを考えながらブログを書いて行くつもりです。
この2日間、今後の自分のブログのあり方について、ほんとうに色々考えました・・・。