高橋知事が十勝に!
今日は、高橋知事が十勝に来て地元の若手のリーダーと会合を持ったのですね。
十勝での高橋知事との意見交換に参加したのは、帯広商工会議所の青年部、商工会連合会青年部、十勝農協青年部、帯広青年会議所、芽室青年会議所の代表で、知事と約15人の地域の若手リーダーが本音で議論を交わしたようですが、会合に参加したメンバーは「非常に有意義だった。時間が短すぎた」という感想を僕に教えてくれました。僕はこの会合は、「今後の北海道・十勝にとって大きなプラスになる会合」だったと感じています。
今回の衆院選で自民党はボロ負けしました。これにはいくつかの理由がありますが、自民党の支持基盤であった団体からの得票が大きく減ったことも要因であったのは間違いありません。しかし、何故自民党を支持してくれた団体の数は減らなかったのに得票が減ったのでしょうか。
一つ目の理由ですが・・・、今まで自民党は、与党として色々な団体からの要望を聞いてきました。しかし、それらの要望が「本当に団体の末端の会員の意見や願いをしっかり反映したものなのか」という検証は行ってきませんでした。自民党は、「団体が取りまとめた要望なんだから、問題は無い」という姿勢を貫いてきましたが、現実には団体によって末端の会員と団体のトップや長老との考え方に大きな乖離が生まれていたのです。そのことをしっかり認識できなかったことが、今回多くの団体から応援をもらったにも関わらず、全国においても北海道においても自民党が大敗を喫した原因の一つであったと僕は思っています。
そうして、もう一つの理由は、その団体の若手の意見をしっかり聞いて来なかったからだと思っています。実際に出口調査等から、「自民党に対して次の社会を担う30代~40代の世代からの支持率」が明らかに低かったというデータが出ています。自民党を支持している団体は本当に沢山ありますが、それらの団体のトップと団体の中にある青年局・青年部の考え方には違う部分が間違いなく存在しているはずです。それは、青年局(部)は目先のことだけではなく自分達の将来を見据えて物事を捉え、今ある団体の問題点を客観的に見つめ、少しでも改善したいという意識を持っているからです。自民党の道連にしたってこれは同じです。組織とはそういうものなのです。その世代の率直な意見を知事が聞けたということは、とても良いことだと僕は思いますし、知事に本音で業界や団体の問題や課題を教えてくれる若い世代とのパイプを知事が持つということは、これからの北海道にとって大きなプラスになると僕は信じています。
でも、高橋知事は忙しいスケジュールの中にも、このような会合を入れて情報収集するのですね。知事って本当に大変な仕事なんだと改めて実感しました。
追伸 今日は、僕の秘書の熊木さんのお父様のお通夜でした。僕も生前、大変お世話になったので、突然お訃報に驚いてしまいました。心からご冥福をお祈りします。