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長かった・・・!

2009 年 11 月 12 日(木)23:41 | 日記 | 6 Comments |

 やっと、今回の決算特別委員会が終わりました。

 今日の「知事総括」では、ほぼ満点の答弁を知事から頂きました。道は、近日中に「アイヌ協会」や「アイヌ文化振興財団」へ、調査(事情聴取)に入ります。特にアイヌ協会への調査は「裏が取れているおかしな問題」について行いますので、「勘違いでした」とか「記入漏れでした」といった言い逃れは出来ないのです。また、アイヌ文化振興財団に対しての事情聴取において、道は「財団の今までの事業」をしっかりと精査する必要があるのです。

 今回の決算特別委員会の感想は、「本当に長かった!」です。 

 僕は書類の山に埋もれ、その中からおかしな箇所を捜し、何故そうなっているのか「推理」し、その証拠を見つける・・・という作業をずっと続けました。今回は本当にくたびれましたね・・・。実際に、さっきまで意識を失ったようにベットの上で背広のまま寝ていました。13日の4時30分頃に目が覚めて、慌ててこのブログを書いている有様なのです。

 さて、アイヌ政策の中にある「多くの問題」をいかに迅速に解決し、政策をより良いものへ転換させるには・・・、これからが勝負なのです。

 我々道議会議員もしっかりとチェックをし、道庁も毅然とした態度を取る必要があります。マスコミの皆さんの協力も不可欠ですし、多くのアイヌの方々の結束も必要になるでしょう。我々もアイヌの方々も、この問題を「他人事」として捉えてはいけないのです。特にアイヌの方々には「自分達の文化や歴史を守るため、今こそ立ち上がって欲しい」と、僕は強く願っているのです。

 今日の知事総括は、本道の「アイヌ政策」の大きな転換点となるでしょう。今後は「道の調査」を見守ることになりますが、僕はこれからもずっと「アイヌ政策」に関与し続けることを、皆様にお約束します。僕は、多くのアイヌの方々から「苦情」や「相談」を受けました。ですので、僕は本道のアイヌ政策が「本当にアイヌの方々の為になる政策」になる日まで、僕は政策をチェックをし続けます。

 「決算特別委員会」が終わり、少しゆっくりしたいのですが、今月の下旬から、「第四定例会」が始まってしまいます。早速、その質問の準備に取り掛からなければならないようです。今回の決特において「アイヌ政策」にかなりの時間を要したため、他の「質問予定の調査」が全然出来ず、現在「収集がつかない状態」になっております。本当に「議員」という仕事は、「キリが無い」仕事なのです・・・。

【追伸】 僕は「決算特別委員会」の副委員長だったのですが、決特を閉会する時に「委員長」と「副委員長」はそれぞれの机の場所に立ち、セレモニーをやることになっているのです。

 最期に委員長が、「本委員会を閉じるに当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。御承知のとおり、本委員会は、10月8日に設置以来、各位の御精励によりまして、本日、付託案件を議了することができました。この間、小野寺副委員長を初め、委員各位には、委員会の運営につきまして格別の御協力を賜りましたことに心から感謝を申し上げる次第であります。以上、簡単でございますが、ごあいさつといたします。これをもって閉会いたします。」

・・・、と言うのが慣例なのですが、僕は笑うのを必死でこらえてしまいました。

 それは、この決算特別委員会における数々の質問の中で、一番揉めたのは「僕の質問」だったからです。第2分科会が時間通りに始まらなかったのも、僕の質問のせいでした。で・・・、僕は「小野寺副委員長はじめ」のくだりの先に「委員会の運営につきまして格別の御協力を賜りましたことに・・・」という文言が来るのを知っており、思わず「笑いそう」になってしまったのです。

 委員の皆さんは、僕の不自然な行動やその思いに気付いたようで、最期に委員会室は「爆笑」に包まれてしまいました。

 今回の決特の委員の皆さん!僕は皆さんに大変な迷惑をかけてしまいました。この場をお借りして、心からお詫び申し上げます。

コメント

  1. 柏倉恭三 より:

     小野寺道議、おはようございます。
     まだまだいばらの道は続くのでしょうけれども、先ずはお疲れ様でしたと言わせて下さい。
     今回のことに一石を投じた小野寺道議はご立派でした。これがきっかけでアイヌの方々が矜持を取り戻す結果になってくれればと切に願います。

     それと、トンデモ飲料を見つけたら真っ先に道議に報告することにします(笑)

  2. 小野寺 まさる より:

    柏倉さんへ

    いつもありがとうございます!やっとコメントに返事が出せます!実は質問が終わってからも、さらに色々なことがあり、かなりばたばたしておりました!

    でも、今回の一連の「アイヌ政策」の質疑で、アイヌ政策を大きく転換する下地ができたと感じています。

    この件については、まだまだやることがありますが、最後までしっかりと責任を全うする覚悟です!

    そうそう、トンデモ飲料の件、宜しくお願いいたします(笑)!実はすでに色々入ってきています。なんと、今でも「例のしそ味のやつ」を売っている店があるというではないですか!今年ではない季節限定商品なのに今買えるとは・・・。賞味期限はどうなっているのでしょう。トンデモ飲料の世界は意外と深そうです(笑)

    これからもご支援、よろしくおねがいいたします!

  3. 応援団蝶 より:

    本当にご苦労様でした。そしてアイヌ協会会員として有難うございました。このブログを見ていると思われる協会本部並びに財団上層部の方達にこの場を借りて申し上げます。

    国の歪んだやさしさに乗っていませんでしたか?先住民や人権・・アイヌの伝統の着物 マタンブシ イナウルを身に着けて特別な優遇を国に当然の権利を求めている姿にとても不快感を持っている人たちが沢山いること知っていますか?

    エカシやフチが嘆いていますよ
    昔はこうではなかったと・・・私達も悲しみ怒っています。一部の醜い人間によっての悪事に同じ目で見られている私達に対してどう責任取るのでしょうか?きっちり膿みを出してもらいます。
    これを読んでいる協会の皆様 良くしていきましょうよ 国 マスコミの皆さん過保護にしないで下さい 私達はそれを望んではいないです。 

    小野寺議員さんへ 

    ブログ勝手に使って申し訳ありません。ありがとうございました。

  4. 小野寺 まさる より:

    応援団蝶 さんへ

    いつもありがとうございます!団蝶さんは、アイヌ協会の会員の方だったのですね?!

    いえいえ、いつでもこの場を使って頂いて結構ですし、この声が、心ある多くの協会員の方々に届くことを願わずにはおれません。

    このような声を「協会の一部の幹部」は聞こうともしないでしょう。しかし、協会幹部こそ「お金」よりも「民族の尊厳と会員の心」にしっかりと目を向けるのが本来の姿なのです。

    今後も、このまま「アイヌ政策」が特別扱いをされ続ける限り、「さらにアイヌの方々への差別が生まれる」という悪循環に陥ってしまうでしょうし、僕はそれを心配しています。

    僕は、ほとんどのアイヌの方々が「団蝶さん」のような「素晴らしい精神」を持った方々であると信じていますし、「そのような方々が力を合わせ、今のアイヌ協会をしっかり立て直してもらいたい」と心から願っているのです。

    これからも、応援宜しくお願いいたします。

  5. 匿名で失礼します より:

    本当にお疲れ様でした。
    タブーとされてきた「アイヌ」の良くない問題を提議してくださったことに感謝いたします。
    とても大変な作業であったことは私たちの想像を絶する事だったと感じます

    そしてこれからが色々な意味でのスタートで、一般の会員の方々も気持ちを切り替えて「悪」を一掃するよう立ち向うようにと願います。一部の人達によってアイヌ全体がこのような事をしているという世間の目で見られることの意味をきちんと受け止めて欲しいですし、とんでもない事をした方々には恥を知り責任をとってもらい真面目に働いてもらいたいですね。

  6. 小野寺 まさる より:

    匿名さんへ

    労いのお言葉を頂き、ありがとうございます。これは議員としての当然の仕事なのですが、それでも結構くたびれましたので、お言葉は嬉しい限りです!

    で・・・、本当に、匿名さんがおっしゃる通りなのです!心あるアイヌの方々に、力を合わせて欲しいのです。

     僕はアイヌの方々は「誇りある精神」を持っていると信じています・しかし殆んどのアイヌの方々が「自分は関係ない」と言うのであれば、「そもそもアイヌ政策なんていらないんじゃないの」とか「どんなに不正があっても“アイヌ人”は自分達の利権の為にそれを容認する人種だ」等といったような「誤った判断」を道民がしてしまうことを僕は恐れているのです。

    僕はこの件について、これからもしっかりとチェックし続けていきますし、議員としても「心あるアイヌの方々を全力で応援し続けなければならない」と思っています!

    この度は、コメントありがとうございました。

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