道議会の議員定数について!
昨日の日曜日、道新の社説に「政令指定都市の道議会議員の定数の見直し」のことが書かれてありました。
社説の内容は、僕の主張とほぼ同じでした(参照:ブログ1・ブログ2・関連記事1)。この時期に、「北海道新聞」があのような記事を書いてくれたというのは、本当にありがたいことです。
道議会議員にとって、議会の改革を議論をする時「札幌市選出の議員の数は考え直す必要がある」と発言するのは、本当に勇気がいることなのです。この僕ですら、「気まずい」と思うことが多々あるのです。
実際には、殆んどの議員が「札幌の議員数を見直すべき」と考えているはずです。しかし「札幌の議員に気兼ねする」という理由で、北海道の将来を見据えた「道議会改革」が進まないのであれば、余りにもおかしな話です。
少々乱暴ですが、札幌市選出の道議会議員は、選挙区の住民から「高校の間口」と「公安(信号機等)」の陳情しか受けないはずです。それは、本来は道が行うべき事業の中で、これら2つ以外は政令指定都市である札幌市が自らで行っているからです。
「札幌市民も北海道に税金を払っている。道議会議員選挙において1票を与えられて当然である」という主張もわかります。しかし、札幌市民が有している「政令指定都市の議員と道議会議員の両方を選べる権利」は、他の市町村の住民の「市町村議会議員と道議会議員を選べる権利」と比べると、明らかに大きな権利だと僕は思うのです。
今後、色々な角度からの考察が必要になってきますが、例えば「本来、北海道が行う業務を札幌市が行うことにより、どれくらいのお金が札幌市に支払われているのか」という切り口も、道議会議員の定数を考える上で大切だと思っています。
道議会は、北海道の将来のために「政令指定都市の議員の定数問題」の議論を真摯に行い、あらゆる方策を検討し、後期の2年でしっかりと結論を出すべきです。そのために、僕もこの問題にさらに積極的に取り組んで行きます。