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道議会の新庁舎について

2004 年 9 月 28 日(火)23:51 | 日記 | No Comments |

 今日も一般質問です。今朝は早朝からの朝食会(漁港・港湾に関する勉強をしながらの朝食会)があり、一日がスタートしました。

 さて、今日は一般質問ではなく「道議会の新庁舎」について書きます。この件について議員同士(一期生で)会合を持ちました。議員によって色々意見はあるようですが、僕の意見を書かせていただきます。

 実は、10年も前に北海道議会の新庁舎を建てると言うこと自体は決定しているのです。設計のコンペも1996年に行っており設計図もあるのです。

04_09_28.jpg
何件か問い合わせがあったので道議会の完成予想図をアップしました。
赤レンガ庁舎の向かって右後ろが現在ある道庁。
左後ろが新道議会庁舎の完成予想図です。


 しかし、延び延びになっているのは皆さんもご承知でしょうが、道が財政難に直面しているからです。お金がないのに立派な建物を造るということに関して、マスコミも道民も黙ってないと思うのです!(こんなにお金の無いときに何で議場を新しくする必要があるんだ!!と思いませんか?)

 僕も同じ考えなのです。「今は」・・・新しい議会も議場も建てるのは困難だと思っていますし、まずは北海道の財政を立て直す目処がたってからと思っています。
お金がないのに無い袖は振れないのです!!議会を新しくするくらいなら、北海道が元気になるようなことにお金を投入すべきだと思っています。北海道が豊かになったら堂々と議会を建てればよいのです。

 ただ、実はこの考え方に問題はあるのです。今の道議会は築50年以上が経過しているために、凄く危ないのです!神戸での震災を教訓に、新築の建築物は耐震性にも留意をしなければならなくなっています。ところが今の道議会は、そのような概念が無いときに建てられていてしかも老朽化しているということで、震度5でかなりの被害(震度6ではほぼ全壊でしょう・・・)があると検査結果が出ているのです。いくら道財政が逼迫しているとはいえ、いつ来るか判らない「大地震」の恐怖に震えながら「命がけ」で仕事をするというのも問題だと思うのです。(しかも、議員は議会開会中だけ議会にいますが、年中議会にいる議会職員は本当に危険ですよね・・・)そこで、応急処置として完璧ではないまでも、耐震を考えて補強をすると・・それだけで約15億円かかるのです。近い将来壊される建物に15億円・・。いくら何でもこれはもったいない・・。でも人の命も大切だ・・・。

 僕はこう思っています。地震が来たら諦めるしかない・・。我々議員は、一日でも早く議会庁舎を建て替えられるような道財政にしなければならないと・・・。
そして、次に議会を建てるときは、お金をかけててでも「何百年ももつ」歴史的建造物となるくらいの格式の高い建物を建てて、北海道の議会として北海道の「顔」になるような建物であって欲しいと思っています。(お金をかけるというのは「金ぴか」とか「馬鹿でかい」とか言う意味ではなくて、格式が高く、いつまでも修理しながら長く使える風格のある建物という意味です・・・。お金をケチって結局は何十年単位で建て替えるのはおかしいことだと思いますし・・・。)

 でも、今の計画ではそれでも建て替えに「250億円!!」程かかるのですから、新庁舎は夢の夢ですね・・・

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