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道議の報酬

2011 年 1 月 14 日(金)23:55 | 日記 | 3 Comments |

今日はHPをご覧の方から頂いたご質問に関して、日記を書こうと思います。
その質問は、要約すると「道議会議員の給与は高すぎると思いますが、小野寺道議はどう考えますか?」というものでした。
当該コメントへリンク

また、以前にも自分の考え方を書かせて頂きています。

08/11/07 のブログへ→「政務調査費について!(少し長いです)」
09/10/19 のブログへ→「歩きながら考える癖・・・。」
10/06/10 のブログへ→「地方分権・地域主権は遥か彼方(後)」

しかし、ご納得頂けなかったようですし、やはり多くの道民の方々も僕の考え方を知りたいでしょうから、改めて「道議会議員の報酬」に対する僕の考えを書かせて頂きます。
改めてと書いたのは、前記したように今までにも僕は、道議会議員(地方議員)の報酬についての自分の考え方は、このホームページで何度か書いることを踏まえて、という意味です。

まず「報酬が高いか安いか」についてですが、僕には「解りません」としか答えられません。

というのは、もしある国が「議員は社会的に成功したお金持ちにやってもらおう。そのような人は多くの見識を持っているし、報酬も必要ない」と決め、また別の国は「政治家はきちんと仕事をすべきで、兼業など許されない。たとえ若くてもお金が無くても有能であればその人物に政治家をやってもらう必要があり、その為には報酬をしっかり払おう」と決めても、そのどちらも正しく、間違いではないからです。

逆に、僕が皆さんにお聞きをしたいのですが「どのような人が議員になるべきだ」とお考えでしょうか。

例えば、イギリスの上院議員は貴族階級であり、無報酬とのことですが、ほとんどの国では議員の役割と立位置をしっかり決めているのです。

僕は「日本における議員の在るべき姿」が明確でない中で、この議論は出来ないと思っているのです。
今の日本では「議員の立ち位置」が余りにも不明確ですが、皆さんはこの国の政治家はどうあるべきだと考えていますか?

ちなみに私事ですが、先日のフジテレビの『新報道2001』で放映されたように、問題を調べ上げ、議会での質問を作るのにも「かなりの労力とお金」がかかります。
しかし、悲しいことに北海道議会議員の調査費は、国会議員とは比較にならない程限られており、さらに「情報公開」という世論の流れによって、政務調査費は「全ての領収書の添付」となり、その調査に掛かる経費の大部分は「自腹」となってしまいました――というのは、議員が何処を調査をしたのかを全て公表したら、ターゲットにばれてしまいます。もしそうなったら、それ以降の調査は難しくなってしまいますからね――。
また、帯広と札幌の二重生活を余儀なくされ、僕が留守がちの地元では事務所を構え、問題の解決の為に休日を殆んど返上し、昼も夜も関係なく一所懸命働いているつもりでおり……。

僕自身の議員報酬を「高い」と感じるか「低い」と感じるかは、有権者の皆さんのご判断に委ねます。

コメント

  1. KK より:

    <僕が皆さんにお聞きをしたいのですが「どのような人が議員になるべきだ」とお考えでしょうか。

    私は先週小野寺さんのブログ全てを読み終えました。「小野寺さんのような方が議員になるべきです」。
    小野寺さんは飾ることもなく、非常に謙虚です。誰もやらない国民が知るべき事をもくもくと調査して公開しています。
    その行動の結果でTVに北海道の山林の問題も取り上げられたし、国民が危険に気付きはじめているのです。

    国を変える。正しい方に導くということはこうゆう事だと思います。これが議員だと思います。

  2. さくら より:

    誠実で全うな考えだと思います。ゴー宣道場でのご縁で、また有本香さんのツィートも拝見したくて、不慣れながら私もTwitterを始めて、小野寺先生のツィートも拝見しましたが、やはりブログの方が良いな…と不躾ながら思いました。北海道は小野寺先生が支えているのだろうな…とさえ思えます。しっかり責任を果たされていらっしゃるのだから、相応の報酬はあって然るべき!でも、だから国会は「ダメそうな」議員方が多いのかな…とも思いました。これからも頑張って下さい。

  3. ペンギン より:

    議員報酬は高い というか一道民としては何をやっているかわからないのにという感覚です
    税金を使っている以上 政務調査費はすべて公開するのはあたりまえ。一般の人が公開しなければ 脱税になります。
    20年度の政務調査費報告を見ましても (単位千円)
     事務所費 25~2278
     事務費  163~2404
     人件費  300~3720
    と各議員の報告にばらつきがあります。 これはどういうことでしょう
    議員自体が 政務調査費の使用に関して 政務調査費という言葉から受
    ける何かわからないものでなく きちんと基準を設けていれば こんな
    ことにならない。今までの流れで行くと 住民の理解をえることが難しく
    一律に半額とかいう声が出てくる。議員活動の場として議員会館を作るとか
    調査費に含まれ公的な物に置き換えれるものは 別立てにするとか
    今までの流れでは 住民の理解が得られません。この予算がない時代に
    知恵を出してください。 

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