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道警の「裏金」問題について

2004 年 3 月 4 日(木)22:25 | 日記 | No Comments |

今日は、道議会は大変な騒ぎでした。

警備もいつもより厳重で、マスコミのあまりの多さにびっくりしました。

それは、北海道警察の捜査報償費に関して、原田 元釧路方面本部長の参考人招致が道議会の総務委員会であったからです。私の所属委員会は「環境生活委員会」ですが議員はどの委員会もオブザーバーで出席できるので、この委員会に出席するために議会に行きましたが、本当にカメラや記者の多さに驚きました。
委員会の内容は、NHKで中継されたようですし、全ての全国ネットでこの参考人招致のニュースが流れていました。


今日の参考人招致では具体的な証拠や根拠が提示はされませんでしたが、その証言内容は、驚く内容がかなり含まれていました。

本当に報償費は別のところに使われていたのか?ですが、現在、道警が調査中であるので、真相はまだわかりませんが、そういうこともあったのではないかという感想を持ちました。

しかし、この報償費問題を別の角度から考えると、2つの大きな問題が見えてきます。

まずは、世の中の論調は「道警はけしからん!税金を裏金にしやがって!」というものです。それはそうなのは私も解るのですが、しかし、原田証言を聞いて いると、報償費を一端「裏金」にした後に、そのお金をパトカーの修理や必要と思われる交際費等に使われていたと言うことです。
何も、裏金にしたお金を全て警察職員が手にしたというわけではないのです。
警察は特殊で特別な仕事をしているわけで、その中ではスピーディーかつ弾力的にお金が必要になる場合があり、そのようなお金が必要な時に所定の手続きでは間に合わない場合があり、このような「裏金」という形でお金を使っていたのかなとも感じました。

勿論、「裏金作り」は許されることではありません。しかし、「道警」を一方的には攻めることの出来ない背景もあると思うのです。もうすこし、捜査報償費 が警察にとって使いやすく捜査に使われる仕組みを考えていく必要があると痛感をしました。必要なものは必要であり、魔女狩りのように全てを否定するのでは なく、前向きに問題の解決をしていく必要があると思います。(でも、個人に流れた裏金は言語同断ですが・・・、本当に個人が転勤の時、裏金を根こそぎ持っ て行ってしまうなんてことがあったのでしょうか?警察でそのようなことが行われていたとしたら、本当に悲しいことです。)

また、少し過熱気味のこの報道ですが、確かにこの道警の報償費問題は、大きな問題であることは間違いがありませんが、しかし私にとってはこの問題を解決 すると同時に、5兆円を超える借金を抱えている道財政の予算を早急に改善していくことも重要だと思うのです。あまりに報償費に目が向けられて、道財政の危 機的状況にスポットライトが当てられないことにも危機感を覚えています。

追伸 今、現場の警察官が大変困っており、志気がかなり落ちているそうです。確かにこの問題で国民の皆さんが警察に憤りを覚える気持ちはわかりますが、で も、例えばスピード違反をして捕まっても、この問題を持ち出して難癖を付ける人が急増しているそうです。これは筋違いではないかと思うのです。現場で頑 張って働いている方はそれでも国民の安全のために一所懸命働いています。ですからスピード違反も取り締まっているわけです。それに難癖をつけるなら警察は いらないってことなのでしょうか?皆さんはどう思いますか?

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