道民の水を守る為に!
さて、僕は先日のブログで「総合政策部に念願だった政策の質問をする」と宣言し、その後のブログで「日程の都合で質問をジャンプする」と書きましたが、覚えていますでしょうか?
僕はその質問を「北海道の水資源を守る為」に行おうとしていたのですが、違う議員が僕の代わりに質問をしてくれることになったのです。更に、もしかするとその質問が「知事総括」の場で行われるかもしれませんので、皆さんにご報告をさせて頂きます。
僕は、先の水産林務委員会で「北海道の水土保全林が、多くの企業に買われ大変なことになっている。この企業が外国資本であれば更に問題だ。道は現状の調査を早急に行うべきだ。また、現行の法や制度に不備がある場合には、その見直しを国に強く要請していくべきだ。」という質問をし、道側は「そのように動いていく。」と答弁をしました。
実は、それから道議会が大きく動き出したのです。自民党政策審議委員会が作成をする「外国資本から日本の森林を守る為の意見書」が、北海道議会の全会一致で国に提出される動きになっているのです。
しかし、僕はそれだけでは“効果的かつ効率的に道民の水資源を守ることが出来ない”と思っているのです。
今年の第一定例会において、高橋知事は「北海道の自然環境を守り、それを資源として有効に使う」と言う旨の所信を表明しましたが、その所信の中に「北海道価値」という“僕も初めて聞いたキーワード”が何度か出てきました。僕は、「その“北海道価値”の中に“本道の水資源”が含まれるべきだ」と強く思ったのですが、実際のところは入っていないようです。
というのは、例えば「国は、既に“道内の湧水箇所”について調査をし把握をいるのですが、これすらも北海道は知らないからなのです。北海道の“環境科学研究センター”や“地質研究所”は、今まで一体何をしていたのでしょうね・・・。
しかし、今からでも遅くはありません。北海道は早急に道民の水資源を守る為「庁内横断的なプロジェクトチーム」をつくれば良いのです。一言に“水資源の政策”と言っても、水土保全林を管理するという視点であれば“水産林務部”が担当となりますが、農業用水の確保の為であれば“農政部”、道民の生命を守る観点であれば“危機管理室”、北海道の水がブランドとなるのであれば“経済部”・・・と、“水に関する政策”は各部にまたがり非常に複雑な為、日本にはこのようなプロジェクトが設置されている自治体が無いはずです。であれば、全国の自治体に先駆けて道庁が一元的に水資源の政策を行えば良いのです。
僕は質問者ではありませんが、知事総括の場で高橋知事が「そのようにしていく」と意思表示をしてくれることを願っているのです。