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道教委って一体・・・?

2009 年 11 月 10 日(火)23:59 | 日記 | 7 Comments |

 やっぱり道教委は駄目でした。夜中の23時50分まで待たされて、明日の質問の意見交換を始めたのですが、僕は答弁内容に呆れてしまい、意見交換を途中でやめてしまいました。

 夜中まで待たされた挙句、自己弁護と問題意識の欠片も無い答弁を見せつけられ、僕は完全にブチ切れてしまったのです。(←政治家らしからぬ表現ですいません!)

 やはりこの組織には「自浄作用」というものが無いようです。自分達のミスは絶対に認めようとしません。意見交換が決裂をしましたので、明日の質問はシナリオ無しで行きます。

 その質問ですが、僕は「アイヌ語講座などの文化伝承事業」に関する問題を追及します。

 この事業はA・B・Cの3つの講座で構成をされていて、Aはアイヌ語、Bは風俗習慣、C伝統芸能はというように、アイヌ文化の伝承のために行われる事業なのですが、実は「驚く程でたらめにこれらの講座が行われている」という疑いが強いのです!

 どのように「でたらめか」なのですが・・・、

 例えば、この事業は「北海道アイヌ協会」が委託をされ、道内約15の支部において実施されているのですが、驚くことに委託先の本部では「各支部で何日に講座が開催された」という情報しか持っていないのです。つまり「講座が開催された会場は何処か?」「何時から何時まで行われたのか?」「何人の方受講したのか?」という基本的な情報すら把握出来ていないのです。こんな杜撰(ずさん)な事業に年間に3000万円近くもの税金を使い続けてきたのです。

 しかも、この講座はアイヌ以外の方々も参加できるの事業なのですが、インフォメーションをきちんとしてきたのでしょうか。少なくとも僕はこのような事業を知りませんでしたし、これに関する情報が道民に発信されたという事実も知らないのです。そもそも、この講座はきちんと開催をされてきたのか非常に疑問です・・・。

 また、道教委も対応にも問題があるのです。ここ5年間のアイヌ協会から提出されている「事業実績報告」を見ると、ある支部の報告の文章(支部ごとに2~3行の簡単な報告)などは、5年間全く同じなのです。しかも、支部毎の講座の実施回数や会場費、参加人数がバラバラであるのに、協会の本部がこの予算を各支部に均等割りして配り、支部は配られたお金を適当に使い切っており、道教委もこれをずっと黙認してきたのです。

 道教委の余りにもいい加減な対応に、僕は驚きを禁じ得ないのです。

 さらに、道教委は委託契約書に定められている「手続き」をせずに、いい加減な対応を繰り返してきたにも係わらず「自らの責任」を一切認めようとしないのです。僕は絶望してしまいました。

 近い将来、道教委は道アイヌ協会に「契約料の返還請求」をせざるを得ない状況になるはずです。僕はそれだけの証拠を持っています。 しかし、道教委は「その問題を封印」しようとしているようです。しかし、「そうは問屋が卸しません!」

 僕は「こんないい加減な委託契約の事業があって良いのか?」と本気でびっくりし、納税者としても怒っているのです。「道教委という組織」にも呆れ果てました。

 いずれにしても明日の質問は、僕は道教委に対して「今までで一番厳しい質問」をしなければならないようです。

コメント

  1. hana より:

    驚きました。
    驚いたのですが、まだまだ他にも似たような杜撰な事業や予算消化をしている組織が間違いなくあるだろうな・・・それも何件も・・・とも思いました。
    うやむやにされて終わってしまわないように、「今までで一番厳しい質問」をお願いします。

    「予算」って、なぜ使い切ってしまわなければならないんでしょうね。
    次年度の予算が削られるからと聞きますが、普通は家庭での遣り繰りなら、予算額が余ったら喜ぶはずですよね?
    で、次にまた何か必要な事があれば、それはそれで予算を組む・・・だって必要なんですから。
    身近な人などに聞いても、誰も私が納得できるような説明をしてくれません。
    「そういうもんなんだよ」で終わってしまいます。
    本年度の予算が余ったので余った分は繰越なり返還なりして、だからと言って次年度予算は必要であれば予算を組めばいいんじゃないんでしょうか?
    「おこずかい」じゃないんですから、使い切らないと減らされるなんてのは理解できないんですけど・・・何故ですか?
    ちょっと頭悪すぎる質問なんでしょうか?

  2. 小野寺 まさる より:

    hana さんへ

     驚きますよね?!僕だって調査をしながら驚きましたよ。「こんな馬鹿なことがあって良いのか」って怒りすら覚えました。

     予算の話ですが「頭悪すぎる質問」じゃないですよ!このことが役所にある多くの問題の原因の一つなのです。

     まあ、簡単に言うと「予算を沢山持っているものが偉い(強い)」って考え方があるのです。道庁内も縦割りの世界ですので、部同士で予算の取り合いをします。

     それは「予算額が大きいほど、“力”が増える」からです。「あれをやってやる、これもやってやる」と言えるわけです。なので、万が一その予算を余すなんてことをすると、来年から予算額が減らされるので、必死に予算を消化しようとするのです。だって「あそこの部は予算を余した!来年はこっちの部によこせ!」と他からクレームが入りますよね?
     
     本当は、こんなに単純な話ではないのですが、簡単にいうとこんなところです。

     一番の問題は「予算は税金で大切に使わなければならない」という感覚が欠如している職員がいるという事実なのです。

     困ったものです。

  3. 帯広より より:

    事実だとしたら、公金横領とか背任とかにならないのですか?
    何らかの刑事罰が与えられなければ、納税者が馬鹿みたい

  4. 小野寺 まさる より:

    帯広 さんへ

     万が一事実だとしたら、かなり大変なことになるはずです!
     
     しかし、不思議なことにアイヌ政策においては、役所の事業で「詐欺まがい」の事例があっても、一切処罰されず寛大に処理をされているのです。しかしこんなことが許されるはずはありません。

     行政も議会も、納税者の為に「是々非々」の姿勢で、悪に立ち向かう必要があるのです。

     コメントありがとう御座いました!

  5. より:

    そういえば、アイヌ関連の団体にいわゆる人権屋みたいな連中(某在日外国人の方々)が、滑り込んでる
    という話を耳にしたことがあるんですが・・・(ネット情報なので確証はないですが)
    とにかく、徹底的に調べてほしいです。役所がこうものを見て見ぬフリをする
    時って、人権を盾にしてる圧力団体の脅しに屈してるかパターンか、役所側の人間に金銭が流れてるかの
    可能性が十分想定できるんじゃないでしょうか。

    滝川市の生活保護2億円詐欺事件のように、役人が脅しに屈して見て見ぬふりをしてた事例もありますので。

  6. より:

    連投ですいません。
    一応、ググッて見たらこちらのブログにてアイヌにまつわる利権について書かれてるエントリー(2009/3/25)がありましたので、もし参考になればどうぞ。
    ブログの内容を見る限りでは、やはり人権屋の類が絡んでる可能性が高いような・・・
    相当に根も深そうですねぇ。

    http://blog.livedoor.jp/tonchamon/archives/52199291.html

  7. 小野寺 まさる より:

    豆 さんへ

    コメント遅れてすいません!ちょっと時間の合間ができましたので、返事を書きます。

    様々な情報が流れていることは僕も当然知っていますが、それはそれとして、僕は道議として「北海道のアイヌ政策」が正しく行われているかどうかをチェックしようと思っているのです。

    ことさら「対立」をあおる必要は無いと思っていますし、今のアイヌ政策を見て、実際に悲しんでいるアイヌの方々が沢山いるのは事実なのですから、問題を早急に解決したいと考えています。

    今のまま政策が続けば、何の罪も無いアイヌの方々がさらに辛い立場に立たされるのは間違いありません。僕はそれを議員として放置することが出来ないのです。

    アイヌの方々が「かわいそうだから」とか「ひどいことをしたから」といった尺度で、アイヌ政策を展開し続けることが、果たしてアイヌの方々の為になるのかも疑問を持っています。

    僕は「アイヌの方々の尊厳を守る政策こそ必要だ」と考えているのです。

    アイヌ政策に関しては、僕はもっと多くの方に真剣に考えて欲しいと思っています。

    コメント、ありがとうございました!

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