道庁の不正経理問題について。
北海道における不正経理(というよりは、不適切な会計処理)に関しては、先週の土曜日に報道され、日曜日には道の該当する「三つの部と出納局」が記者会見を行い、月曜日には知事が謝罪をしました。そして今日は、平成19年度分の補助事業について、道が独自に調査をするという報道がされました。
僕はこの一連の動きで不満があるのです。
まずは、日曜日の記者会見ですが、何故あんな格好の悪い記者会見をしてしまったのか理解できないのです。記者会見をするのであれば、国から不正だと指摘を受けた部分を、北海道自らが「目的外使用・グレーゾーン・許容範囲の使用」に分類しておく必要があったのではなかったかと思うのです。
しかし、そんな初歩的なこともしないで記者会見なんかをするから、「WTOの
会議に出席した旅費も、農業と関係があるからは補助金の流用ではない」なんていう道民もマスコミもあきれるような見解を出してしまうのです。記者会見をするのでれば、きちんと準備をしておくべきではないでしょうか。こんな記者会見すら仕切れない「出納局」にもがっかりしてしまいました。
また知事のお詫びはお詫びとして、今日の報道についてです。「平成19年度の補助事業について道が独自に調査する」と誰が決めたでしょうか。僕はこんな話は初めて聞きましたし、議会に何の説明も無く、これから決算特別委員会があるという日程の中で、勝手にこんなリークを道がしたとしたら問題があると思っています。
昨日、政策審議委員会として「これから決算特別委員会があるのであれば「平成19年度の調査は絶対にやる必要がある」と意見集約をしたのですが、我々は道から「調査をやると決定した」という報告を受けていない段階で、「調査を決定した」とマスコミに報道されてしまったのです。僕は道に対して不信感を持たざるを得ません。道の情報管理に関してもかなりの不満を持ってしまいました。