議員の存在意義とは
道議会には「調べもの」や「意見交換」で、ちょくちょく来ていましたが、正規の会議による議員の召集は4月の臨時道議会以来で、18日ぶりに道議会に人があふれて活気に満ちています。
今日は僕が所属をする「総務委員会」において質問の予定をしていましたが、質問自体を取り下げたのです。朝からマスコミの記者の方が「質問は何をするのですか?」と何人も僕の机に来て、その度毎に「今日は質問は取り下げました」と答え、記者から「どうしてですか?」と突っ込まれ、説明をしました。
まあ、簡単に言うと、僕が質問をしなくても「僕が質問予定だった担当の部署は将来に向けて、僕が質問をしようとした課題にしっかりと取り組んでいくであろう」という感触を得たからです。
質問しようとしていたのは、「自動車税の未納者を減らす施策について」だったのです。今までこの取り組みに関して「道は真剣なのか?」という考えを持っていて(20億円以上未収なんですよ!)、厳しく追及しようと思ったのですが、担当部署と意見交換をする課程で、今後の行動に期待を込めて質問を取り下げました。
何人かのマスコミの方から「道職員がたじたじする質問を期待していたのに・・・」と言われましたが、僕は何も「道職員を困らせよう」なんていつも思っていないのです。僕が厳しく質問をする時はいつも同じ状況があるのです。それは「施策に関して担当の部署が本気で改善するつもりはない」と意見交換ではっきりした時だけなのです。
僕の質問はいつも「与党の質問ではない!」と言われますが、大きな方向性さえ間違えなければ、質問に野党も与党も無いと思うのです。「質問によって、いかにこの北海道を良くすることが出来るのか?道民を幸せにするのか?」・・・これが議員の存在意義だと僕は思うのです。