北海道議会議員小野寺まさるのホームページ

　今日は議会に来ておりました。政策審議委員としての仕事やら、次の質問の準備やら、抱えてる案件の話し合いやら、道民の寄せられた苦情についての聞き取りやらでかなりバタバタした日になりました。

　今日、某新聞社の記者から「今、道議会内で『委員会や定例会での質問は公の場所での質問なので、今後は新聞報道において議員名は出さないということを新聞各社に申し入れよう』という話が出ている」と聞かされ、びっくりしました。

　これは本当なんでしょうか。万が一本当であれば、どの議員が何の目的で言っているのしょう。僕にはその主張の意味が全く分かりませんし、そんなことを道議会の決まりとするつもりなのでしょか。

　勿論、僕が議会で質問をする目的は「道政上の問題解決させる為」であり、決して「新聞で名前を売る為」ではありません。しかし、報道により「自分が頑張って活動をしていることを、応援してくれている方々に知ってもらえる」というメリットはあります。

　議員は、自分の質問を作るのために多くの時間と労力を割きます。僕は決して「報道の大きさ＝（イコール）質問の評価」であるとは思いませんが、それでも自分の質問が報道されることは、「さらに良い質問を作ろう」という原動力になると僕は思っています。

　もし、いくら議員が苦労をして質問をして結果を出しても、自分の名前が報道されないのであれば、質問時のモチベーションが下がる可能性は否定できないともいますし、「議員がどれだけ頑張ってどのような活動をしているのかということを、道民は報道からは知る必要がない」と言っているのと一緒だと思うのです。また、質問した議員名を報道しないということは、ほとんど質問もしない議員には嬉しいことかもしれませんが、質問を続けてる議員にとっては納得のいかないことなのです。

　こんな馬鹿な話が、僕の知らないところで議論されていることを知って愕然としましたし、　実際にどんな方々が「氏名掲載」に反対をしているのか、本当に知りたいと思っています。

　議会っていうのは、こんな理不尽な話が平気で出てくる場所なのです。