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警察官は悪くない

2004 年 5 月 3 日(月)23:44 | 日記 | No Comments |

 今日札幌から車で帯広に帰って来ましたが、北海道ではゴールデンウイーク中ということで多くの事故があったようです。そして小樽でも死亡交通事故があったようです。事故の概要は、「3日午前0時35分ごろ、小樽市の道道で、パトカーに追跡されて逃走した乗用車が街路樹に激突し、助手席に乗っていた小樽市に住む男子大学生(18)が全身を強く打って死亡した。運転していた札幌市の男性会社員(18)は顔面打撲などの軽傷。調べによると、事故の直前に小樽署のパトカーが小樽市奥沢の交差点で赤色信号を無視した乗用車を発見。サイレンを鳴らすなどして停止を求めたが、乗用車は無視して時速約100キロで逃走、約1・4キロ先で事故を起こした。パトカーは約0.8キロ走ったところで危険と判断し、追跡を中止していた。」というものです。


 近頃、良くこのような事故が起きています。そこで問題になるのは、警察が深追いをしたから事故が起きたのではないか?と言う風潮があるということです。いつも警察から出されるコメントは「正当な追跡でした」「無理な深追いはしていません」というものですが、いちいちこんなコメントを出す必要があるのかと思ってしまいますし、そんなコメントを求めたり、死亡したのは警察のせいかもしれないと考えるマスコミも少し変なのではと思ってしまいます。

 この事故の場合も信号無視をした車をパトカーが追いかけるのは当たり前です。もし信号無視した車が逃げたら、更に追いかけるのも当然だと思います。逃げるのですから更に悪質ですし、違反が累積されていくはずです。もし、あの車を追いかけると「事故を起こすかもしれない」という理由で、あっという間に追跡をやめて、本当にそれで良いのかと思ってしまうのは僕だけなのでしょうか?このような事故が起きるたびに警察の対応を攻め続けて良いのでしょうか?このことは明らかに警察の違反者に対する対応が「お手柔らか」なものになってしまいます。そのことによって、もし、信号無視が増えて事故が増加したらマスコミは責任をとってくれるのでしょうか?

 違反車両を発見してパトカーが追跡をするとします。追いかけている間に違反者が一般人をはねたとします。そうなったら「警察の責任だ」もう大騒ぎになるのではないでしょうか?でもそうでしょうか?僕は「一般人がはねられたのは100%違反者の責任。」と考えます。よく警察官が拳銃を発砲したときも同じような議論になります。正当な発砲だったのか?というわけですが、訓練された警官が発砲しているのです。殆どが正当に決まっているのです。騒ぐことなどないのです。もし世論やマスコミから騒がれるからと発砲をためらったら警官が負傷しかねません。発砲しなかったためにその犯人が逃げて別の犯罪を起こす可能性も否定できません。警察だって命を張っているのですから、その現場にいる警察官にある程度の自由な裁量権というか判断を与えても良いのではないかと僕は思っています。我々がもっと警察を信じて警察に治安維持のために働いていることを理解してあげる必要があるのです。あれもだめこれもだめと警察を責め立てて、一体何の得があるのか是非知りたいものです。

追伸 今日は憲法記念日でした。憲法について僕は職業柄というか、昔から色々考えていますが、テレビ番組欄を新聞で見ましたが、「今日に関する」番組は殆どありませんでしたね。イラクに自衛隊が派遣されていて、北朝鮮に日本人がまだ拉致されていて、領土も不法占領されていて、憲法を根底から考え直さなければならないことが現在進行形で起こっているのに呑気な国だなと思ってなんだか慌ててしまうのは僕だけではないはずです。

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