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訪朝その後2

2004 年 5 月 24 日(月)23:34 | 日記 | No Comments |

 やはりというか・・・、小泉首相の支持率が上がっています。また今回の訪朝は成果があったという人が60%を越えてるというアンケート結果が出ました。僕はこの結果に驚く反面、「なるほどな」と思いました。それは国民がやはり今回の問題を表面的にしか捉えていないと思ったからです。ジェンキンスさんが帰国できなかったことも準備不足であったと思っていますし、行方不明者のことを根回ししてから訪朝しても良かった訳で、そう考えると準備不足の見切り発車の訪朝だったと僕は思っています。

 では何故、今回の訪朝を国民が60%以上も支持しているのかというと、昨日の日記でも書きましたが、かわいい子供達が異国にきて、離ればなれだった親に会えて「良かった良かった!」ということで、このことが訪朝での成果の印象を押し上げ、そしてそれ以外の多くの問題が、この「再会」というドラマに隠されてしまったのではと思うのです。


 いつもこの日記で、「自民党の議員であり自民党が現在ある党では一番であると思っている」と書いています。いまでもそう思っていますが、やはり、いくつかの点ではもっとしっかりしなければと思う点も多々あります。この外交の問題もそうなのです。小泉首相は経済制裁等を見送る旨の談話を出しました。食料支援と医療支援もしました。でも本当にそれで良いのでしょうか?まだ、北朝鮮との間に多くの問題が山積みであり、北朝鮮側から真摯な態度は感じられないのですから、経済制裁や特定船舶の入港禁止等というカードは常に持っているべきだと思うのですが、それを「もういらない」という感覚は僕にはよく解りません。全ての問題を解決するという毅然とした態度が感じられないし、弱い国だとも思われている感が否めません。やはり、特定船舶の法案も今国会で通すべだと思っています。

 でも、マスコミでは今回の問題で小泉首相を叩きまくっていますが、今回に関してはマスコミの言い分も解る気がしています。家族会の怒りも解ります。(家族会の緊急集会が6月6日に行われるとの情報が入りました。もし可能であれば出席したいと考えています)日本人全員がもっとこの問題の本質を語って行く必要を感じています。

追伸 明日から、九州と屋久島へ視察のため、今札幌に向かっており、電車でこれを打っています。この日記は、明日からは九州からお届けします(笑)!

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