記事にはなりませんでした!
今日は朝起きてすぐに、コンビニに行って新聞を買いましたが、やはり「道警の不正経理問題」一色の新聞ばかりでした。僕の質問はどこにもありませんでした。
別に、記事にして欲しいとは思いませんが、道警問題ばかりのために今回の「道議会」が開催されているわけではなく、もっと大きな問題も沢山話し合っているのに、やはり「道警問題一色」の新聞を見てすこしがっかりしました。
北海道の将来の問題や財政問題より、目の先の解りやすい「問題」の方が大きいのですね・・。
確かにこの「道警の問題」は道民にとっても重大な問題であることは僕も十分に認識をしています。問題の究明・解決と今後このようなことが起こらないように、対応防止策を考えることは非常に重要だと思います。
しかし、今定例会では、破綻寸前の北海道の財政の問題と平成16年度の予算を話し合っているのです。何度も言っていますが、北海道は2兆8千万弱の予算の使い方を決める議会であり、5兆5千億の借金をいかに返すのかを話し合うのです!
その問題の規模から考えると、語弊があることは承知の上で話させて頂きますが、1億円もいかない問題が(北海道は借金の利子だけで、たった一日で3億3千万ものお金を払っているのです!)道議会でのメインの話題になって、本当に良いのでしょうか?
道民は北海道での一番の問題が、道警の問題だと勘違いしていないか心配です。マスコミが道警の問題ばかり騒ぐので、本当の北海道の危機を北海道民が解らないことになっているとしたら、本当に問題だと思うのです。
大きな船が沈没しそうなときには、まず、沈没しないように修理をするはずです。船体に大きな穴が空いているときに、こそ泥が船の中に現れたとき、全員で こそ泥探しをしてしまうでしょうか?まずは船を沈没させないようにするはずです。乗務員は沈没をしそうなことを知っていて、でも乗客は沈没なんてしないと 思っている。こそ泥を捜すことこそが「正義」だと騒ぎ立てる人がいるので、自分の乗っている船が沈没寸前なのも知らないで、乗客も「こそ泥探し」こそが一 番大切だと思ってしまう。
今の北海道の状況はこんな感じではないかと思うのです。道民にとって、解りやすく憤りを覚える問題は、マスコミにとっては記事にしたい問題であるのはわ かります。しかし「問題」には、「大きさ」や「重要性」等の要素もあり、私たちも、マスコミの記事になったものが「大きな事件や問題」であるという思いこ みを持ってはいけないのです。
道民に「問題の本質」を解ってもらうことも道議会議員としての仕事だと思いました。