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視察に行きました。

2004 年 5 月 10 日(月)23:42 | 日記 | No Comments |

 今日は自民党の参議院議員の事務所開きから一日がスタートしました。その後、道議会に行って書類をチェックして、議会前からバスで一年生議員の視察に静内に出発しました。朝は天気が良いと思っていたのですが、静内に向かうほどに雨がひどくなって来ました。

 静内では「軽種馬協会」・「二十間道路」、新冠町では「レコードの湯」に行きしました。


 静内はまさに日本におけるサラブレッドの一大生産地で、人口2万2千人の静内町だけで100サラブレッドがいたらそのうち15頭を生産しているのです。(ちなみに日高地方全体では日本のサラブレッドの80%を生産しています)今、地方競馬が非常に低迷しており(「ハルウララ」の高知競馬は息を吹き返して今は黒字の様ですが、いつまでブームが続くか厳しいと思います)北海道もその例外ではなく、非常に厳しい現実が馬産地の人達の前に立ちはだかっています。いつまでも赤字の事業をそのままにして良いとは思いませんし、だからといってすぐに馬産地を切り捨てることも出来ないと思います。北海道競馬ももっと努力をする必要があると思いますし、常に赤字である状況が続くと、それは需要が低いということであり苦しい決断をしなければならないと思っています。そうならないように、どうすれば良いのか?(黒字になれば道民にとって得になる訳です。ちなみに僕は競馬が全然解らないのです。馬券の買い方も知らないのですが・・・・)を真剣に考える必要があると思っています。

 また二十間道路も雨ではありましたが、素晴らしい道でした。何度か行ったことがあるのですが、その7kmの桜並木はやはり北海道を代表するものだと思います。桜の季節には二十万人以訪れると言うことですからその経済効果は凄いということはすぐに推察できます。桜の名所として「日本の道百選」や「桜の名所百選」にも選ばれています。約90年前に行った桜の植樹が地元においてこれだけの観光資源になるのですから、長い目で見た「地域作り」の必要性を痛感しました。

 最後に新冠町に行きましたが、ここは何故か「レコードの町」なのです。何故、新冠がレコードなのか?その理由は無かったそうです。町民のサークルが過疎に悩んでいた「新冠」を活性化させるために「レ・コードと音楽によるまちづくり」を行ったのが始めだそうです。(あの「ふるさと創生資金」で行ったようです。こうしてものになった町おこしがあったのは驚きですが、全般的にはあれはただのお金のばらまきだったと僕は思っています)
 アナログレコードの収集・保存を通した文化によるまちづくりを推進するため、1991年全国のレコード愛好家に「あなたのレコードを、いつまでも大切にお預かります」と呼びかけ、1997年に、その中核施設となる「レ・コード館」がオープンさせ、約30万枚を超えるレコードが全国から送られてきたのです。そこから新冠=レコードのイメージが出来上がり、「レコードの湯」という温泉まで作ってしまったのです。良く「この地域の特産は?」などと考えて地域おこしをしますが、このように大胆に何も無いところから地域作りも出来るのだなと妙に感心をしました。やはり、地域を作っていくのは地域資源も大切ですが最終的には『人』なのですよね!

 視察から札幌に帰って、それぞれの地域が自分の地域を更に良くするために頑張っているのはよくわかりましたが、なんだかそれはまだ「点」で存在していて、北海道全体で面にしていく努力をするとさらに素晴らしい北海道になるんだろうなと考えました。自民党一期生が16人中15人参加した視察でしたが、非常に有意義な視察でした。

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