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自治体の「勝ち組」と「負け組」

2004 年 7 月 27 日(火)23:22 | 日記 | No Comments |

 今日は帯広にずっといましたので、仕事がはかどりました。次回の道議会でも質問の予定をしているので、かなり質問の件を調べることができました。

 さて、皆様からこの日記にコンスタントに色々な意見や励ましを頂いています。日記に関する意見(内容に関することを除いて)で多かったのは、「長すぎる」・「少し難しい」・「普通の話題も入れて欲しい」・「今問題になっていることを知りたい」等々でした。

 「長すぎる」と言うことに関しては、短めに日記を書く努力をしていますし、「少し難しい」と言うことに関してもできるだけわかって頂けるように文章を書いているつもりです。
 「普通のことも知りたい」ということで趣味の話や食生活のことまで書いています(笑)!
 「今問題になっていること」に関しても、出来るだけ書くようにしています。


 時たま、普通の日記を書きながら(多分、皆さんからの意見がなかったら、いつまでも長い、小難しい、政治や経済の話ばかりの日記になっていたと思います・・・)、時たま政治や経済ネタを書くように工夫をしていますが、もし、お気づきの点がありましたら、これからもご意見を頂きたいと思います。

 今日総務省から「2004年度普通交付税大綱」が報告をされました。この発表は面白い二つの側面を持っていました。一つは、地方交付税(国から地方に配られるお金と思ってください!)は03年度比6.5%減の15兆8729億円です。(前年度割れは4年連続となりますが、赤字地方債(臨時財政対策債)を加えた実質的な交付税総額は12.0%減にもなるのです!!)。このように、今後は国からの地方へのお金はどんどん減ってきます。このことで、北海道や北海道にある市町村は今後、大変な財政運営を強いられることになり、前途は厳しいものがあります。
 その一方で、もう一つ面白い発表が同時にありました。それは、税収が豊かで、交付税をもらわなくても財政運営が可能な不交付団体(地方交付税を必要としない地域)は19も増加しているというのです!!日本の不交付団体は134団体になります(都道府県は東京都のみ。市町村133)。

 このことは、今、地方交付税が削られて破綻寸前の自治体がある反面、見事に自立をしている団体も増加をしているということで、自治体にも「勝ち組」と「負け組」があり、その傾向は更に拍車がかかることを意味しています。北海道(北海道の多くの市町村も含む)は負け組の中でも、下の方に位置をしています。これからの、自治体のかじとりが、本当に重要な時代になってきたことを我々は自覚しなければなりません!

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