自民党の十勝での公約!
今日は急遽、札幌から帯広に呼び戻されました。それは「自民党11選挙区支部(十勝)で、独自の公約を作る。北海道の公約を作った責任者として会議に参加をして欲しい」という要請があったからです。
でも、僕が取りまとめた「自民党道連の公約」なんて公約と呼べる代物ではありません。先日の日記にも書きましたが、僕は「自民党本部のマニフェストが出来上がっていない段階で、地方独自で公約なんて作れない!」と怒っているのです。
例えば「年金・介護・医療」の問題ですが、これらは国民が最も怒っている問題だと、僕は思っています。自民党道連としても、この部分の公約は特にインパクトのあるものにし、道内の自民党への逆風を少しでも和らげたい所ですが、これら問題に対して道連が独自に「公約」を作るなんてことは出来ないのです。
それは何故か・・・ですが、これらの問題を改善する為には、巨額の財源を確保しなければなりませんし、法律や制度自体を見直すことも視野に入れた議論が必要になってきます。つまり、多くの国民が怒っているこれらの問題は、国レベルで解決すべき問題であり、まだ国や与党が国民に対してその方向性すら決めていない現段階において、この部分の公約を地方が勝手に作るなんてことは不可能なのです。仮に公約を強引に作ったとしても、それは公約と呼ぶに値しない「その場しのぎの無責任な嘘」になるのは必至です。
でも、今回の公約を作る作業を通して改めて「地方分権は全く進んでいない」と実感してしまいました。もし、地方分権が本当に進んでいるのであれば、僕ももっと自由に地方版の公約を作れたはずですし、これほどまでに「霞ヶ関や永田町」を意識しなくても良かったはずです。
将来の日本の姿を語る時、「地方分権」は最も重要なテーマの一つです。そして「道州制・地方分権」は自民党のマニフェストの柱だったはずです。
しかし、その「地方分権」が全然進んでいないために、北海道の自民党が独自のマニフェストを作れないでいるのです。本当に皮肉なことですね。
追伸:今日は北海道の戦没者の追悼式に参列をしました。僕は道議会議員として参列する義務があると思っていますし、今後も余程のことが無い限り、参列し続けるるつもりです。