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脱線事故と賠償について

2005 年 6 月 6 日(月)23:34 | 日記 | No Comments |

 午前中、帯広の事務所で仕事をして、昼から事務所で後援会の執行部会が開催されましたが、皆さんが昼食を食べてるのを横目で見ながら、道議会に向かいました。本当に慌ただしい状況になっています。

 今日の札幌は非常に暖かい日でした。で、道議会に出てきて赤レンガ庁舎の前の花壇にチューリップが非常に綺麗に咲いていたので思わず写真に撮ってしまいました。

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この道庁赤レンガ庁舎は時計台やクラーク像のように北海道観光のシンボルの一つですが、その前をこのように綺麗に飾るのは大切なことですね。実際にいつ でも多くの観光客が来ていて写真を撮っているので(僕も、赤レンガ庁舎の前を通りがかり、何度カメラのシャッターを押してあげたかわからないくらい観光客 の撮影してあげています!)北海道のイメージアップに大きく寄与をしていると思います。

 さて、今日の報道で気になったことがありました。それはJR西日本の事故に関する報道です。JRの列車がカーブで脱線し、マンションに突っ込ん で多くの尊い命が失われた事故でしたが、そのマンション住人とJR側との話し合いが「揉めている」という報道です。これはマスコミによって報道のトーンが 違うのですが、JR西日本が圧倒的に悪いかのような報道も多々見られます。本当にそうなのでしょうか?

 今回、マンション住人とJRが揉めているのは「どこまで賠償するか」です。事故に巻きこまれて、日々の生活に不自由を感じている住民の方は本当に お気の毒だと思いますし、精神的な苦痛も大変だと思います。しかし、JR側が「現在の時価」ではなく「当時の買い取り価格」でマンションを買い取るとした 提案はかなり住民の立場にたった「踏み込んだ」責任の取り方だと僕は感じました。しかし住民は「今ではその価格でマンションは買えない」という理由でもっ と高い額で買い取る事を要求し会議が紛糾したようです。

 もし、JRのような大きい会社ではなく、そんな賠償もままならない会社が事故を起こしたとしたらどうなのしょう?「ない袖は振れない」のですか ら、建物の壊れた部分だけを補修し、幾ばくかの慰謝料を払うという選択肢もあるはずです。また、現在の価値で建物を買い取るという選択を取るかもしれませ ん(慰謝料の問題は別にして、これが一般常識に近いと僕は思っています)。それを「買った時の価格」で買うのですから、「JR側は誠意を見せようと頑張っ ている」と評価をしても良いと僕は思うのです。

 また、車も破壊された住民は「新車で返せ」と主張しているようですがこれは余りに無茶な要求ではないでしょうか?使用期間を考慮して補償するということに何で噛みつくのか分かりません。

 確かにこの事故はJRが悪いのは間違いありません。住民の皆さんは被害者です。しかし、だからといって、JRが不条理にこてんぱんに責められるの もおかしい話ですし、被害者だからといって住民の主張が何でも通るというのもおかしな話ではないでしょうか?近頃の住民側の運動を見ていて「少しおかしい のでは」と思ってるのは僕だけなのでしょうか?

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