終戦の日に考える
今日は終戦記念日です。正午には僕も黙祷をさせていただきました。
今、日本は揺れています。憲法改正問題や昨日採択された教科書問題、韓国や中国といった近隣諸国の問題、イラン等海外への自衛隊の派遣・PKO活動、靖国参拝、等々、日本にとっての国防や平和について、今までにはない活発な議論が繰り広げられています。
僕の考え方は、何度もこの日記に書いてきたので日記をぱらぱらと読み直していただければ解ると思うのですが、やはり今日の終戦記念日を迎えて「日本は変な国だな・・・」と思うことがたくさんありました。
何でも「日本の戦争責任を完全に近隣諸国に償わせる」といった団体があるらしく、札幌でもこの会が平和を訴えて集会を行ったそうです。多分このよ うな団体は日本各国にあると思うのですが、戦後60年たってどう戦争責任をとるのでしょうね?たぶん、「もっと日本は戦争を反省して日本人は日本の国や日 本の歴史を自虐的に否定しろ」と主張するのでしょうね・・・。
確かに日本が悪かったところもあるでしょう!でも日本だけに全ての落ち度があって戦争になったのでしょうか?僕はそう思っていません。決して戦争 を美化するつもりはありません。しかし、どうしても我々の祖先が100%悪者で、極悪非道な侵略者だったという左翼の主張には全く同意できないのです。我 々の祖先は素晴らしい人たちであったはずです。いろいろな時代背景があって「戦争」という事態を生んでしまったはずです。
「勝てば官軍」という言葉がありますが、第2次世界大戦はまさにこの言葉がぴったりと当てはまります。あれは間違いだったと軍事裁判を行った張本 人のアメリカが言っているのに、その言葉は無視され「A級戦犯」という言葉だけが政略的にこの時期登場し、マスコミは靖国参拝の閣僚に「公人ですか?私人 ですか?」と訳のわからない質問を繰り返し、「戦争は悪いことで、すなわち日本人は悪かった」というトーンの番組を繰り返し流し続ける、この終戦記念日は 僕にとっては一年でもっとも「憂鬱」で「ゆがんだ日本」を見せつけられる一日なのです。
原爆を落としたのはアメリカ・連合軍です。もう、戦争の結果が解っている段階での原爆投下です。なのに、「日本に原爆を落とされた→日本人が悪い →日本は歴史を反省すべき」という思考回路って一体なんなんでしょう?戦争が終わってからロシア軍によって北方領土も侵略されてしまいました。それに対す る怒りすらもう今の日本にはありません。我々はいつになったら「日本人も悪かった。でも悪いのは日本人だけではない」という概念に立つことができるので しょう?
追伸 今日はお盆ですね!本日は海に行ったのですが(といっても海水浴というものではないのですが)結構、ウインドサーフィンとかサーフィンとか海 には人がたくさんいました。僕の中の常識で「お盆は海に入ってはいけない」というのがあります。小さい頃からそう思っていたのですが、「お盆に海に入ると 足を引っ張られる」と言われて、ずっとお盆はプールにも海にも絶対に行かないと心に決めていました(お風呂ですらためらった時期がありましたし・・・)。
でも、今日の海を見ているとそんな迷信というかいうものは全くなくなってしまったようです。本当にたくさんの人が海で泳いでました。うーん。お盆は泳いではいけないという迷信はどれくらいの世代まで知ってるんでしょうかね?