税金が不正に・・・
僕は、今日ドライブに出かけました。久しぶりに愛車の運転をしたのですが、今の僕には「気分転換だけに時間を使う」という余裕は無いので、「ずっと気になっていたことを調査するのが目的」というドライブでした。
今日、僕が調査をしたのは「知事の目玉政策」なのです。にも拘らず、道庁は事業の検証も行わず、詐欺にあう危険性も無視し、ただただ杜撰に税金を投入し続けてきたようです。今後、本庁の責任は勿論のこと、各支庁の指示や指導についてもその責任が問われるはずです。
実はこの事業に関しては、僕が“政策審議委員会の副委員長”だった当時、知事部局から「知事の目玉政策の中でも、特に成果を上げた事業です」と説明を受けていたのです。今となっては“その説明と現実のギャップ”に驚くばかりです。
僕はかなり前からこの質問をすると伝えてあり、２週間前に担当部局から当該事業の調査に関する中間報告のペーパを貰ったのですが、各支庁が”事の重大さ”を全く認識していない為に、そのペーパーには多くの問題がありました。僕はこの件のいくつかの事例に関し、かなり詳しく調査をしています。もし各支庁が本気で調査をせず中途半端に誤魔化そうとすれば、かなり痛い目に遭うはずです。
さて、この事業を悪用した申請者ですが、いくつかのパターンに分類することが出来ます。例えば、税金を投入した不動産をすぐに転売している、口裏を合わせ税金を搾取している、必要以上に税金を貰っている、ダミー会社を作ってリスクの回避をしている、採択されたこと自体がおかしい事例・・・、パターンだけでもまだあるのですから、実際に疑わしい事例の数はどれ位になってしまうのでしょう。
僕は「行政に明るくこの政策を熟知している者が、この事業から税金を搾取し続けている可能性が高い」と考えているのですが、質問前の最終報告において道庁がどのような答を僕に持ってくるの興味津々なのです。もし、担当部局が「僕の考えと余りにも乖離をした答」を持ってきた場合には、かなり揉めることになってしまうでしょうね・・・。
今日も十勝は晴天だったので、気分良いドライブでしたが、十勝の某自治体での調査を終えた帰りの道中、僕は「この事業はとんでもないことになっている」と考えながらハンドルを握っていましたので、気分転換とは程遠いものとなってしまいました。
ちなみに、この愛車は帰り道で４回程エンジンが止まりましたが、道議会議員がこんな車で調査に来るなんて誰も思いませんよね・・・（笑）
