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祝日の意味について

2004 年 5 月 5 日(水)23:03 | 日記 | No Comments |

 今日はこどもの日でした。大学時代に色々な勉強をしましたが、憲法・民法・商法等々、法律関係の講義を結構選択しました。六法全集を理解したというわけではありませんが、暇な時、ときたまパラパラと法律関係の本や基本法規を読むことがあって、色々な発見をして驚いていました。

 今日の「5月5日こどもの日」について、その大学時代に意外な発見がありました。休日法という法律では休日毎にどういう休日であるか明確に記述がなされているのですが、「5月5日」はどのような理由で休日と「国民の祝日に関する法律(祝日法)」に書かれていると思いますか?


『こどもの日 五月五日
 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。』

と書かれてあります。 そうなのです。この文面からは「こどもの日」と同時に「母の日」でもあるのです。法律でこう決まっているのですから間違いありません。子供に日は「母に感謝するためにも存在する」ということをどれだけの人(大人も子供も)が理解しているのでしょう?(しかも、何故「母」だけなのかも解りませんね・・・。ちなみに、父に感謝するための祝日は祝日法の中に存在しません。もしこれが逆なら、ジェンダーフリーを訴えてる人達は大騒ぎをするんでしょうね・・。)祝日というものはただ休みが増えて喜んでるだけものではいけないと僕は思っています。

 例えば「建国記念日」にどれだけの人が『日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。』という気持ちで祝日を迎えてるでしょうか?「敬老の日」に『多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。 』という気持を持って休む人がどれだけいるでしょうか?
 祝日にはそれぞれ理由があって初めて祝日になっているのに、その意味も分からずにただ休みが増えて喜んでいるのではと今の日本を見て思ってしまします。もっと教育でも休日の意味を教えなければいけませんよね。(僕も、大学時代にたまたまこどもの日の意味を知って驚いた位ですから、それまで教えてもらっていなかったと思うのです)

 春分の日、秋分の日はただ単に、昼夜の長さが同じ日で休みになっていると思っている子供も多いような気がします。(彼岸なんて言葉は、子供達には死語になっているような気がしますし、秋分の日は『祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。』だと決められているということ知って無いような気がします。勉強以外で大切なことをもっと教育で教えていくべきだと今日の子供の日に思っていました。

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