社会保険庁で健全な入札が行われていなかった問題
今日は官公庁を歩き回りまってくたくたになっております。
同僚の道議会議員です。僕が撮ってるので当然僕は映っていませんが・・・)
今ホテルの部屋でこれを書いているのですが、書こうと思っていたことは、今、見ていた「テレビのニュース」に吹っ飛びました。
僕は12月の定例会で「(財)北海道学校給食会」について質問をさせて頂きました。
(質問・記事)その中で「何故、入札業者はいつも同じで、固定化しているのか?何故、公に入札の公示をしないのか?」という質問をさせて頂きました。もっと、公平に北海道全ての業者が入札を出来ないとおかしいと思ったからです。結局は、道教委これからは指導を徹底して、入札を公開すると同時に、財団法人の情報自体も公開するという答弁をしました。
しかし、国でも同じようなことがあったのですね。今日の、厚生労働大臣の記者会見で発表されましたが、「社会保険庁」による今年度上半期(4?9月)の随意契約件数が全契約件数の93%にあたる1743件(本庁分のみ)で、うち1424件は特定業者などとの長期・固定化契約だったと発表したのです。僕が質問をした(財)北海道学校給食会は、公な仕事していますが、実際は道教委が指導監督する「所管団体(公益法人)」であり役所とは違います。それでも僕は「問題がある」と思って、質問し、今の状況の是正を求めました。
しかし、この社会保険庁は「お役所」そのものなのです。しかも、ここのところ大変問題になっている官庁なのです。僕が不思議に思うのはこんな問題のある官庁のこんな大きな問題を「今まで。何故誰も気がつかなかったのか?今頃何故、厚生労働大臣の発表で知らされたのか?」ということなのです。そして、これだけ批判の矢面に立たされている「社会保険庁」が、このような問題を問題として認識せず、慣行として愚行を続けていたと言うことに対して、この役所内の「常識の無さ」を痛感するのです。
何故、この問題をもっと大きく取り扱わないのでしょう?健全な入札が行われず、1000を超える特定業者が固定的に契約をしていたことに対して、国民はどれだけの損害を受けたか検証をする必要があるのではないでしょうか?もっと公平に多くの業者が入札に参加できるように考えるべきではないでしょうか?
年金を払っている国民がもっと怒らなければならない問題だと思っていますし、なにより、マスコミはこういう「政府側がさらっと流してしまう情報」をきっちりと選別して国民に大切な情報はもっと大きく取り上げるべきだと僕は思っています。
社保庁は来年1月以降、100万円以上の契約をすべてホームページで公表するそうですが、「今更何をいっているのだ」と皆さんは思いませんか?