環境モデル都市はどうなるの?
今日の朝一の行事は「田浦流空手道の十勝大会」でした。僕は、睡眠不足のために「完全に寝ぼけた状態」で会場に着いてしまったのですが、試合会場の緊張感に眠気は吹き飛び、開会式では多くの選手に対してきちんと激励の挨拶をすることが出来てホッとしました。僕はただでさえ挨拶が嫌いなのに、朝一の挨拶は更に苦手なのです。
まぁ、そもそも「挨拶が苦手だ」と感じている議員が、議員としては駄目なのかもしれませんが・・・(汗)
さて、今日は「環境モデル都市の政策」についてブログを書きます。
まず簡単に「環境モデル都市」の説明をします。これは「政府から選定をされた環境に優しい先進的な取り組みを行おうとする自治体」のことです。この場合の環境にやさしいとは、CO2の削減や温室効果ガス排出の抑制当等を行うことなのですが、全国で13の自治体、北海道では2つの自治体が「環境モデル都市」として国から選定をされています。北海道の2つの自治体とは、僕の住む帯広市と下川町なのですが、僕はこの「環境モデル都市の政策」が今後どうなってしまうのか、今から非常に心配をしているのです。
というのは、鳩山首相が「日本は2020年までに温室効果ガスの排出量を、1990年と比べて25%削減する」と国連で発表をしたからなのです。民主党のマニフェストに書かかれてある政策が、いきなり国連の場で発表されたということは、「民主党と国民との約束」という枠を遥かに飛び越え「日本と世界との約束」になってしまったということです。日本は国の威信にかけて「25%の削減」を実現させなければならず、「すいません!出来ませんでした」では済まない事態になったということです。
実は、鳩山首相が全世界に向けて発信をしたこの目標数値は、全国各地の環境モデル都市の目標数値を遥かに超えるものなのです。今後、日本の全て都市は、現在の「環境モデル都市」が掲げている目標以上の温室効果ガスの削減を行わなければならなくなるはずです。ということは、国が現在推し進めている「環境モデル都市の政策」は全く意味の無いものになるのです。
この点について、2つの環境モデル都市を抱えている北海道はどのように考えているのか見解を聞いてみたいと思いますし、帯広市においても明日から議会が始まるようですが、この問題をきちんと質問する議員が現れるのか、僕は注目をします。
昨年、北海道は「北海道洞爺湖サミット」を契機として二酸化炭素(CO2)や家庭ゴミの排出量を削減するなど、環境に配慮した取り組みを促していくため、「北海道環境宣言」を策定しました。そこには「北海道を世界における環境保全地域のモデルの一つにする」という理念が入っているはずです。であるなら、今回の国連での鳩山首相の発言を北海道はどう捉え、どう対応していく考えなのか、僕はしっかり確認したいと思っています。
追伸 今日の夜は、中川昭一さんの選挙でお世話になった遊説隊の方々とお会いをし、色々な話をすることが出来ました。残念ながら全員は揃いませんでしたが、殆んどの方に会うことが出来ました。今回の選挙結果は非常に残念なものでしたが、それでも選挙戦を通じて、僕は「遊説隊」の方々に本当に色々と助けてもらったのです。今晩は、僕にとって非常に有意義で楽しい時間となりました。