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道アイヌ協会が民主党に直訴?

2010 年 2 月 10 日(水)23:50 | 日記 | 18 Comments |

 いやはや、驚きました。今日の午前中、道議会の議員控え室で「衝撃的な話」を聞きました。

 僕は、アイヌ協会における不正や、問題のある支出について質問を繰り返してきました。それは、「今のアイヌ政策が、本当のアイヌの方々の政策にはなっていない」からであり、巨額の税金が本来の政策の趣旨とは異なることに消え、それらは一部の人間の懐を潤している疑義があるからです。

 僕が追求をしてきたアイヌ政策の問題の中に「就学資金の貸付制度」の案件があります。(この詳しい内容については、昨年の7月17日のコラム「何故、僕は“アイヌ政策”の質問をしたのか・・・」を見てください。→リンクへ

 この貸付制度については、道庁も「問題がある」として「貸したお金は返してもらう」という方針を出しました。そして、現在「新たな貸付制度(案)」を作っているのですが、これは誰が考えても「当たり前」のことです。しかし、これを「納得できない」として北海度アイヌ協会の役員が、民主党に「どうにかならないか」と泣きついたというではありませんか。

 僕は、アイヌ協会本部の役員の厚顔無恥さに呆れ果ててしまいました。

 もし、この制度の変更に反対であると直訴をし続けている本部の役員の方をはじめ多くの方々が、結構な年齢に達してから、東京の某私立大の通信講座に入学だけして、4年を遥かに超える期間“毎年約100万円”を貰い続け、結局は卒業すらしていなかったとしたら、これらの方々はどんな弁解をするのでしょうか。

 しかも、ある役員の方は「この就学資金貸付制度において“貸付金の返還を前提にする”ということは、我々の子供達の将来の夢を奪うことだ」などと、昨年の札幌における“ある講演会”の前段で、大演説をぶっているはずですが、この方が上記のような事例の一人ではないことを願うばかりです。

 確かに、アイヌの方々に対する大学の就学資金貸付制度には、大きな不備があったため(これは行政側が恣意的に作った不備であり、これも大問題だと思っています)、何歳であろうが、何年間大学に通おうが、卒業しようがしまいが、貰ったお金は全てもらえるという制度でした。ですので、僕はこれらの方々に対して責任を問うつもりは無いのです。ただ、例えば、世論が騒いでいる「役人の天下りの問題」にしても、このこと自体に違法性はありません。世論は「公務員としての倫理観」を問題にしているはずです。であれば、この件に関しては、アイヌの方々の為に設立され、正しいアイヌ政策を推進していくべき「北海道アイヌ協会」の役員が、万が一「このような資金」を貰い続けていたのであれば、団体の「存在意義」と役員の「倫理観」が問われると思うのです。

 それが事実であれば、子供達の貸付の枠を奪い、自身の利益の為に子供達の将来の夢を奪っているのは一部のアイヌと関係者になってしまうでしょう。

 もし、これが「事実と違う!名誉毀損だ!」というのであれば、多分僕は訴えられるでしょう。昨年末の札幌での講演会でも「訴えようと思っている」とおしゃっていたようですが、その時は僕も受けて立ちます。

 僕は「伊達や酔狂」で道議会議員をやっているわけでは無いのです。道議会議員は道民の為に働く責務があるのです。僕は「アイヌ政策を本来のアイヌ政策に戻すことは、多くのアイヌの方々や道民にとってプラスになる」と信じている限り、その目的の達成に全力を注ぐだけです。実は、僕は「もし裁判になれば、多くの事実を白日の下に晒せるので、手っ取り早く“かなりの問題”を解決出来るかもしれない」とも考えているのです。ちなみに、いくら僕でも“丸腰”のままで戦いに臨みはしませんし、この件に関しては、僕はかなりの「武器」を持っておりますので、どうぞご安心ください。

 しかし、僕は訴えられないと思うのです。これをご覧の皆さんには、その“理由”は分かりますよね。

 今まで、北海道はアイヌの方々に24億円以上のお金を大学の就学資金として拠出をしてきました。途中で制度を“貸付”にしたにもかかわらず、北海道は99%以上の就学資金の返還を免除し続けてきたのです。もし、これだけの税金を投入してきたのであれば、アイヌの方々の生活はさぞ向上をしているはずなのですが、実態はどうなのでしょう。このことは「この制度を必要としているアイヌの若者にきちんと就学資金が投入されてこなかった」ことを暗に示しているのです。

 自民党の一議員に追求をされたことによって“制度の変更”が決まり、あわてて民主党に泣きつくアイヌ協会の役員って一体どんな神経をしているのでしょう。

 この事実によって、僕は「もっとアイヌ協会に対して厳しく追求をしなければならないのか・・・」と思い直したのです。結局、今回の協会役員の行動は「寝た子を起こす」という結果を生んでしまったようです。

コメント

  1. カンナカムイ より:

    情けない現実です。
    これを「アイヌ」自身が追求しなければ問題です。

  2. 小野寺 まさる より:

    カンナカムイ さんへ

    そうですよ!アイヌの中には心ある方が沢山いるのです。今のアイヌ協会に嫌気が差している方も沢山いると思いますが、自分達の名誉の為にここで戦う必要があると思います!

    僕も全力で応援しますので、力を合わせて頑張りましょう!

  3. より:

    チャンネル桜でアイヌ問題をテーマにした特集が放送されましたね。
    本州にはなかなか伝わらない北海道の利権問題に関して、CSではあるものの
    全国の方の目に触れ、問題提起される良いきっかけだったと思います。

  4. 小野寺 まさる より:

    桜さんへ

    いつもありがとう御座います!

    早速、僕も拝見させていただきました。あのテレビでの証言全て本当のことです。聞き手の方が異常に驚いていましたが、本州の方々がこんなにも酷い状況を「本当に何も知らない」という事実にも驚きました。

    僕も道議会議員の責任として、今の問題だらけのアイヌ政策が全国展開する前に、もっと多くの真実を暴いていく必要がありそうです!

  5. ももんが より:

    桜さん紹介のアイヌ問題特集をチャンネル桜のユーチューブで全部見る事ができます。
    タイトルは2月13日「アイヌの真実」砂澤陣氏に聞く 1/2 と2/2合わせて1時間番組です。
    一人でも多くの方たちに見てもらいたいと思います。
    http://www.youtube.com/user/SakuraSoTV

  6. 小野寺 まさる より:

    ももんがさんへ

    貴重な情報ありがとう御座います。この情報のお陰で、このHPからも多くの方が、チャンネル桜のHPを見に行っていることが分かっています。

    僕も「出来るだけ多くの方々にあのテレビを見て欲しい」と思っているのです!あれがアイヌ政策の実態なのです。我々は、この事実から目を逸らしてはいけないのです。

  7. より:

    ももんがさんがご紹介の動画URLはヤフーや某巨大掲示板でも拡散されていますね。
    北海道のみならず、より多くの皆さんの目に触れて問題意識を持ってもらいたいです。
    私もインターネットに縁のない実家の両親に、DVDにダビングして渡しました。

    「人権派」が売りの民主党国会議員と北教組との公職選挙法違反疑惑が報道されておりますが、
    このあたりにも北海道の旧社会党体質、左翼思想など根深い問題が含まれていると思います。

  8. 小野寺 まさる より:

    桜さんへ

    再度の情報、本当にありがとう御座います!そうなんですか?僕は確認をしていませんが、この動きが大きなうねりになれば良いですね!

    そして「この問題の本質が何処にあるのか」について、多くの方が考え始める契機になれば良いと思っています。

  9. ニムオロ より:

    小野寺議員、アイヌ人の定義とは?就学資金、住宅貸付資金の貸付要件はアイヌであること、アイヌ人の証明をどうやってするのでしょうか?私は非常に腹立たしく思っています。資金等を借りる時だけアイヌ協会支部に入会して、目的を達成すると脱会する。アイヌになりすまして美味しいところだけ横取りするなんて、非常に腹立たしい。私は善良なるアイヌ人に腹を立てているのではなく、アイヌの優遇施策に便乗する人がとっても腹立たしいのです。教育大学に入学して、卒業後、教職についている人を許せません。何故なら、アイヌではないから!どうぞ、道議会で追及してください。

  10. ニムオロ より:

    私へのコメントは何時になるのでしょうか?

  11. 小野寺 まさる より:

    ニムオロさんへ

    コメントありがとうございます。

    先ほど、メールで新しいニムオロさんのコメントを見まして、慌ててコメントを書いています!

    本当にコメントの返事が遅れてすいません!今、かなりバタバタしていて「書きためてある日記」も思うようにアップ出来ない状況なのです。本当にすいませんでした。

    さて、アイヌ人の定義は厳密に行う必要があるのです。「昔の戸籍を使うことも検討する」と道は僕の質問に答えましたが、具体的な対応は「国」で決めることになっているのです。

    今までは、極端な言い方をすれば「自分はアイヌ人だ」と言って、アイヌ人として認められ、多くの税金を懐に入れたにした方々もいたのです。

    尚、大学資金貸付制度に関しては、アイヌではなくとも「アイヌ協会の支部長がアイヌと認めた者」であれば、制度を利用できることになっていましたので、一般の方に対して個別具体に追求をするのは難しい状況にあります。

    しかし、学校に通学もせず、退学しているにもかかわらず、平然と10年間以上資金を年100万円ずつ手にしていた輩(やから)もいたのです。本当に腹立たしいことですよね・・・。

  12. ニムオロ より:

     誠意あるご回答ありがとうございます。
     現在のアイヌの定義は「アイヌ系住民」となっていますので、アイヌ人の定義を是非厳密行ってほしいですね。
     なお、「アイヌ協会の支部長がアイヌと認めた者」であれば、多くの自治体では、大学資金貸付制度に限定せず、住宅資金、高校や専門学校修学資金など全ての貸付・助成を受けられると思いますので道に再確認をお願いします。
     

  13. 小野寺 まさる より:

    ニムオロさんへ

    いえいえ、コメント遅れて本当にすいませんしでした!

    また、最後のコメントに書かれている通り、アイヌ協会の支部長の印鑑をもらえば、誰でも「アイヌ人」になりすべての制度を受けられる権利が発生するのです、

    こんな馬鹿な話がまかり通るなんておかしいですよね・・・。

  14. ニムオロ より:

     本日、道新の第2社会面で、昨日(23日)の予算特別委員会での小野寺議員の「大学修学資金貸付制度」などの不適切受給があったとされる旨の質問に対して、高橋知事は「調査を指示する」旨の答弁記事を読みました。
     小野寺議員のコメントにありますように、「アイヌ協会の支部長の印鑑をもらえば、誰でも「アイヌ人」になりすべての制度を受けられる権利が発生する」、そんな馬鹿な話がまかり通る似非(エセ)アイヌさんに、猛省を促したいものです。

  15. 小野寺 まさる より:

    ニムオロさんへ

    コメントありがというございます!少しずつターゲットを追い詰めてきました。一所懸命頑張っているつもりですが、道民の方々から見ると「遅い」とお叱りを受けるのも承知をしています。

    役所のスピード感と事なかれ主義には僕も「幻滅」しているのです。

    しかし、これからも頑張っていますので色々ご意見を頂きますよう、お願い申し上げます。

  16. ニムオロ より:

    早速のコメントありがとうございます。
    是非、税金を食い物にする似非(エセ)アイヌさんを排除してください。
    今後のご活躍を祈念いたします。

  17. 小野寺 まさる より:

    ニムオロさんへ

    ありがとう御座います!頑張ります!!

  18. アンデスキー より:

    はじめまして・・・
     昨年決算特別委員会を傍聴しました。そして、貴議員の質問も拝聴しましたし、知事答弁も拝聴したのですが「北海道アイヌ協会」は“民主的な健全な団体”に近づいて居るのでしょうか?
     まず
     ①2010年3月以降コメントなど投稿されていないのはどうしてですか? 併せて、ニムオロ氏はアイヌと思われますが、「アイヌ“人”」とは恥ずかしいくらい認識のなさに驚きます。アイヌ人はおかしいのです。「人・人」となります。  ②協会が少しまともに近づいたとすれば、理事会の傍聴者に配布した「資料の回収」がしてない事。怪しいが・・・  ③もう一つは、第7回理事会の議事録概略を各支部長宛に“初めて”送って来た事。
     しかし、基本的な民主化され会員あっての協会との認識は協会理事や幹部にはほど遠いと思います。選挙中ではありますが、選挙後の初議会では「協会幹部・理事・事務局長」等の総入れ替えを検討してほしい。そして、再出発してほしいのが会員や会員でない“アイヌの声なき声”なのです。議会で道理事者に強く要求してほしい。

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