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森林環境税???

2008 年 4 月 3 日(木)21:44 | 日記 | No Comments |

 今、北海道で「森林環境税」という税を導入しようとしています。僕は地球温暖化を防止する為に環境を守ることは大切なことだと思っています。しかし僕は、北海道が導入しようとしているこの「森林環境税」に関しては、全然納得していないのです。


これは、一律500円を道民から取って(年間)それを北海道の森林整備に投入しCO2を削減しようとするもので、これだけ聞くと「大変良いこと」と思われるかもしれませんが、本当にそうなのかとおもってしまうのです。

 まず第一に、道内の景気がこれだけ冷え込んでいる時に、一律500円を道民から徴収するということは大変なことです。しっかり議論をする必要があるのですが、実際はそうはなっていません。

 また、この税金が「民有林」だけに注ぎ込まれるということです。税金を民間の人の森林に投入するということは、森林所有者は寝ていても道が勝手に自分の森林を整備をするということです。税金で特定の人が得をするのです。

 さらには、この森林整備を行うことになれば、「森林組合」といった特定の団体にお金が還流することになる危惧があります。またこの税金が、建設業の振興や教育といった色々な部署で使うことができず、道庁内の一つの部署(水産林務部)のみで税金の使い道を決めるシステムも問題だと思っています。本当に環境を考えていく上で「森林」だけに限定する必要があるのでしょうか。

 しかも、この税金を5年間で72億円を投入してCO2の削減を行うのですが、その削減量が「9万炭素トン」というお話にならない量なのです。費用対効果が圧倒的に悪いのです。地球環境が待ったなしの状態であるなら、もっと即効性のある金額に見合った効果を求めるべきです。

 いずれにしても、この「森林環境税」に関して、僕は、まだまだ問題があるとおもっていますので、追求をしていかなければならないと思っています。

写真 今日は外にでて、いくつかの会社を回りました。運転してくれいているのが、秘書の熊木さんです。

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