日歯連の裏献金事件について
日本歯科医師連盟(日歯連)の裏献金事件で、東京地検特捜部が昨日、自民党旧橋本派の政治団体・平成研究会の会計責任者、滝川俊行容疑者(55)を政治資金規正法違反の疑いで逮捕をしました。そして今日、橋本氏本人にも事情聴取するとのニュースが飛び込んで来ました。
この「政治と金」の件は、7月26日と31日の日記にも僕の考えを書かせて頂いていますが、本当に自民党の議員としてこの問題は残念ですし、政治家としても「国民の政治不信を招きかねない問題」であると思っており、本当に憤りを感じています。
政治にお金はかかります。これは事実だと思っています。しかし、そのお金は「政治家のためのお金」ではなく、「日本や地域を良くするためのお金」であるべきなのです。派閥が「1億円」のお金をもらった事自体は問題ありません。しかし、1億円をもらって政治資金をもらったということを帳簿に記載しなかったと言うことが問題なのです。もらったお金を記載しなくて良ければお金がどう使われるのか全く解りませんし、お金を出した人も解らなくなるので、癒着等の問題のチェックも出来なくなるのです。また信じられませんが、1億円もの巨額の小切手をもらったのを忘れたということ自体、国民の感覚からはずれています。同席した議員の名前も挙がっていましたがその議員も「記憶にない」という答弁です。本当に1億円をもらうような場所に同席をして忘れるのでしょうか?僕は道議会議員ですが、僕の事務所でさえきっちりと「スケジュール管理」をしています。何年も前だって、その日に何をやっていたのか絶対に解るのではないでしょうか?
政治不信を招くような政治をこれからの政治家はしてはならないと思っていますし、政治家が自分の力を付けるために集めるようなお金、派閥の運営に使うようなお金と言うものは、政治の理念からは逸脱しているものだとおもっています。多くの弊害が生まれた状況を反省し、政治家はこの問題から逃げずに、再び問題が起こらないように襟を正さなければなりません。
この考え方は、今までの政治家から言わせれば「甘い」のかも知れません。しかし、「理想を追い続けること」、「政治が国民の信頼をえるようにすること」が今、政治家に国民が一番求めていることなのではないでしょうか?
追伸 今日は所用があり、一日中帯広を離れていて、夜に帯広に戻って来ました。夜も帯広で会合があったので、結構疲れがたまっているかもしれませんね・・。今、日記を書いていますが、かなり辛い状況です・・・。