授業で「新聞の社説」を?
今日のブログまで、選挙に関する記述は控えます。ホームページをアップする時には、投票は終わっているのですが、その時間には自民党は大変なことになっていると思いますので・・・。
さて、帯広市内の道立高校の授業で、今回の衆議院選挙に関する「某新聞社の社説」が使用されていることを知りました。
僕は、どの新聞社がどのような社説を出そうが、日本には言論の自由もありますし、社の方針もあるでしょうから、文句を言うつもりはありません。時折、「それはちょっと違うんじゃないの」と思う時は、その社説に対して自分の意見を言わせて頂くことはありますが、これもお互いの主張をぶつけているだけだと思っています。
ただ最近、「同じテーマでも、新聞社によって社説がかなり違う」と感じることが頻繁にあるのです。例えば、「産経新聞」と「朝日新聞」の社説を比べると、同じテーマでもトーンが正反対であることが結構あります。また、今回の衆議院選挙に関しても「ちょっと“〇〇党”を贔屓(ひいき)し過ぎだな」と感じてしまうような社説をいくつか読みました。
さて、今日の本題に入ります。学校の授業で教材として「新聞社の社説」を使う場合、新聞社によって見解が異なることもあるのですから、「偏った情報」を生徒に与えないように、学校も教師も「細心の注意を払う」必要があるはずです。
もし、「新聞に載っている社説なんだから、授業で使うのは問題がない」と安易に(または意図的に)考え、教員が授業で使用しているのであれば問題です。
帯広にある道立高校の授業で使われた「衆議院選挙に関する社説」は、僕が読む限り、「特定の政党に対する批判」とも取れる内容でした。授業では、生徒一人一人に社説のプリントが配られ、所々空欄にした箇所に正解を記入させたようです。ちなみに、最初の空欄の答えは、『政権交代』でした。これには、正直びっくりしました。
このプリントは、授業で使用するに相応しい教材で、生徒が各政党を公平中立に見ることができる内容だったのでしょうか。万が一、道立高校で「特定の政党を応援するような授業」が行われていたとしたら大問題です。この件については、今後、道議会議員としてしっかり調べる必要があると思っています。
(写真) 今日、帯広の屋内スピードスケート場のオープニングセレモニーに出席をしました。これからは、前向きに出来てしまったこの建物を、如何に有効に使うかを考えて行かなければなりません!いやー、寒かった!