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拉致問題の日本の対応に疑問

2006 年 4 月 30 日(日)23:05 | 日記 | No Comments |

最近はヘビーな案件続きで結構ぐったりしていますが、市長選に比べたら天国ではあります。ということで、市長選挙が終わり、もう既に2キロ体重が戻っています。今のところこの体重がベストですので、体重は維持しようかと思っています。
さて近頃、日本外交は本当におかしいと感じる毎日です。竹島問題にしても中国の近頃の発言にしても・・・。でも、僕が一番おかしいと思うのは「北朝鮮による拉致問題」の日本の対応なのです。


昨日、横田早紀江さんたちがブッシュ大統領と会うことができ、拉致問題に対して「力を貸してほしい」というお願いをしました。これに対してブッシュ大統 領は北朝鮮に遺憾の意を表し、同時に「信念と勇気を持って心を一つにして頑張ろう」と横田さんを励ましたと報道されました。
このニュースを見て、「良かった!少しは状況が良くなるかも!」と思った方もいると思いますが、僕もそう思った反面、日本人が拉致をされているという事 実があるにもかかわらず、「日本が一体何を真剣にやってきたのか?」と疑問を持たずにはいられません。日本は北朝鮮に強い経済制裁を行っていません。それ なのに、拉致被害者の方がアメリカ政府に「経済制裁」のお願いをしているのです。こんな恥ずかしい話があるでしょうか?日本政府がやるだけのことをやって それでもどうしょうもなく、日本政府としてアメリカ政府に協力を要請したのなら話はわかります。
でも今回は、日本の今までの対応が中途半端で、日本が頼りにならないので拉致被害者のご家族の方々がアメリカに行って助けを求めたということではないで しょうか?勿論、ブッシュ大統領との面会は急遽「会います」ということになる訳もなく、事前に会談の根回しがあったのだと思いますが、それでも僕は日本人 として、このような国家の問題に対して、被害者家族の方がアメリカに行って頼まなければならないことを本当に恥ずかしく思います。
「日本政府がアメリカに頼めば北朝鮮との間に角が立つが、拉致被害者が直接大統領と会うのであれば軋轢は少なくて済む」などという計算をしているのかも しれませんが、被害者家族の気持ちを考えるとこんな計算は姑息なのです。もっと被害者家族の気持ちを十分に考え、毅然とした態度を日本が(国会も!!)と らなければならないと強く思うのです。
ブッシュ大統領は会談の席でいみじくも「国際社会から尊敬を得たいのなら、人権を尊重することだ」と言いましたが、この言葉、拉致被害者やご家族の人権を軽く見ている日本に対するメッセージでもあると僕は感じてしまいました。

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