帯広市は、本気で「ばんば」をやるべきでは?
今日は帯広で「ばんえい競馬」をやっていました。この「ばんば」は帯広の観光施策の柱だと帯広市も言っています。しかし本気でやろうとしているのか本当に疑問です。あまりにも中途半端ではないでしょうか。やるのかやらないのかはっきりさせるべきです。
僕はこの帯広市の「ばんば」に対する姿勢に、ちょっと不満を持っています。
例えば帯広競馬場は、建物が汚く暗いのです。あれでは、なかなか新しいファンを開拓できないはずです。市民で「ペンキを塗った」位のことで本当に良いと思っているのでしょうか。
建物で提供されている食事も中途半端で、ちゃんとしたレストランも無いのです。早急に競馬場全体のコンセプトを見直す必要があるはずです。現在は、パン屋さんなども入ったようですが、たとえば観光客を入れたいのであれば、このような小手先だけの対応ではなく、建物全体のコンセプトを根底から考え直す必要があるのです。すべての関係者が力を合わせて「ばんば」のために結束できないようであれば、「ばんば」の将来は絶望的状況といえます。
また、ケーブルテレビでばんばの番組を見たのですが(これはインターネットでも見れます)、解説者は専門用語を乱発し、オッズを機関銃のように読み上げ、実況解説にいたっては「昭和初期の放送か?」みたいな変な抑揚で興ざめしてしまいました。これから「ばんばに興味を持ってみようかな」という人達を完全にシャットアウトしてしまうような番組で工夫も何も感じられないものでした(しかも、レースの予想がことごとく外れるのにも驚きました。あんな予想あるんでしょうかね・・・)
番組を通して、今まで「ばんば」に携わってきた人達に「我々は『ばんば』のプロだ。今までのやり方を変える考えは無い」というような考えがあるのが透けて見えてしまいました。しかし、今までのやり方で、赤字が増えていったことをしっかりと反省し、新規顧客のために関係者が知恵を出し、一致団結する必要があるはずです。
現段階において「どうやって新しい来場者を増やすの」かという戦略が良く見えてきません。どれだけ本気で「ばんば」を育てていくつもりなのかという帯広市の本気度が今年は問われるでしょうね。
写真 これは去年のクリスマスの「ばんば」です。たまに。変装して視察に行っているのです。でも、すぐにばれてしまうのですが・・・。