帯広の魅力が低下???
今日、帯広に帰って来ました。そして地元紙(十勝毎日新聞)をみてショックを受けました。「帯広は住み心地が良い」が80.5%から70.7%へと減少し、「住み続けたい」も74.2%から70.7%へ低下しているというニュースが、一面のトップを飾っていたからです。
この結果をある程度は予想していましたが、市民にとって帯広市の魅力が無くなってきたという客観的なデータを見せられると、やはりショックを受けてしまいます。
さらに、この帯広市が行ったアンケート・・・
さらに、帯広市が行ったこのアンケート結果には、驚くべき内容が含まれていました。それは「帯広に住み続けたい」という理由が、「気候や自然」・「親戚知人が多い」といった帯広市の施策と関係のないものであり、逆に「住み続けたく無い」という理由が、「街に魅力が無い」・「都市的な便利さ不足」・「生活費が高い」・・・という、市の施策に直結したものだというのです。
このアンケートの結果だけを見ると、「帯広市の気候や自然環境は晴らしいので、ここにずっと住もうと思っていたが、市が魅力のある便利で快適な都市をつくらないので、別の場所に引っ越そうかと思い始めた」という人が増えてきたということになってしまいます。帯広市にとって、今の人口を最低限でも維持していくことが「市の最重要課題」なのですから、市民に今まで以上の満足を与える努力をしなければならないはずです。
また新聞には、「全般的に例年通りの傾向で、中心部のにぎわいづくりなどは地道に取り組みを重ねるしかない。調査結果をさらに分析し、新総計に反映させたい」と市がコメントしたと書かれてありました。僕はこのコメント自体に問題があると考えています。それは帯広市が、このアンケート結果結果をどう考え、どう反省し、どうしていくつもりなのか・・・何一つ答えていないからです。帯広市は好きなタイミングでマスコミに情報を出せるのですから、結果をしっかり分析した上で、市民が納得できるようなコメントをしっかりと用意しておくべきだったのではないでしょうか。
いずれにしても、僕はこのアンケート関してもっと調べようと思っています。帯広市に対して「毎年やっている調査を毎回どのように分析し、施策にどう反映させてきたのか」「それら施策によってアンケート結果がどう変わってきたのか」「この結果を市はどのように考えているのか」等、聞きたいことが山のようにあります。
僕もこのアンケート結果を真摯に受け止め、帯広市選出の北海道議会議員として何が出来るのかを真剣に考えていこうと思っています。