市町村長からの意見交換
意見交換会が始まりました。今日もかかなり堅苦しい雰囲気です。
さて、やはり予想していた通りの意見が町村長から続出しました。質問をする気力も失せました。首町や地方議会が住民に対して担う役割と責任とは何なのか?を今一度考えなければならないと思いました。
今日も何人もの首長が「合併で頑張ったが住民投票で住民が反対した」と、合併できなかった理由を住民のせいにしています。本当にそこに住む住民が「合併したくない」と思えば合併をしなくて良いのは当然です。しかし、住民投票する前に「合併しないでいるとこのようなデメリットがある。それでも自立を選択するか?」という情報をしっかり住民に提示し、住民もそれをよく理解した上で、住民が判断をしたのであれば・・・という前提が絶対に必要です。もしそうでなければ「住民投票」は危険であると僕は思っています。
例えば、財政問題や交付税、他の自治体の状況、広域行政、等々の話をして、いったいどれだけの住民がそれを納得するのか、僕は疑問を持っています。住民には生活があり、その勉強だけに時間を割くことはできないからです。解りづらい用語や仕組みも沢山あります。
やはりその勉強はそれが仕事である「首長」や「市町村議会議員」がしっかりと行い、住民の代表として「将来の自分達の地域はどうあるべきか」という高いレベルの議会議論で話し合われるべきなのです。そうでなければその地域の将来の方向性を単に「好き・嫌い」のレベルで決定してしまう可能性が「住民投票」にはかなりあることを認識すべきではないでしょうか。
もし「あの時合併していればよかった・・・」と将来なった場合には、住民投票で合併に反対した住民が悪いということになって本当に良いのでしょうか?