市町村合併における行政と議会の役割について
今日は土曜日だったのですね・・・。この職業になって、曜日の感覚が無くなってしまいました。
今日、十勝毎日新聞にも出ていましたが、池北3町合併協議会が解散になります。本別・足寄・陸別の合併が更に難しくなったというわけです。
先日、帯広・芽室・中札内の合併協議会から芽室が離脱したばかりで、十勝における合併は本当に混沌とした状況になってしまいました。
それぞれの町は、それぞれの文化や風土を持っていますから、その垣根を越えて、別々の自治体が合併をすると言うことは本当に大変なことなのだと感じます。
でも今一度考えなくてはならないのは、合併は誰のためのものかということです。国にはお金はありません。それぞれの自治体で自分たちの努力で効率化を 図ったり産業を活性化させたり、それぞれの自治体の責任の元に地元の自立を図っていく必要があるのと私は考えています。その一つの選択肢が合併であり、期 限内に合併したらもらえるお金(特例債)もありますがこのような「国からのご褒美」も永遠に続くわけではなく、やはり地元の住民がもっと、合併によるメ リットやデメリットを理解し、住民による意志を重視する必要があると考えています(とはいっても、住民投票が良いとは考えていません。町同士のしがらみ等 を考えると、住民は理由はどうであれ「合併反対」に動くような気がするからです)それぞれの地域の議員や役所がもっと住民に対して説明する必要があると思 うのです。特例債をもらえるように合併をするという選択肢もありますし、一時的な特例債を目当てにするのではなく、長い目で合併を考えるという選択肢もあ ると思うのです。この問題に100点満点の答えはないと思っていますし、それぞれの市町村の選択に意見を言うつもりはありません。それぞれの地域の将来は それぞれの地域で決めるのが一番大切だと思っているからです。
我々政治家が、なにより考えなければ一番大切なものは、「住民の皆さんの将来」のはずです。今後、地方がそれぞれ多くの選択肢を自己責任において選択を繰り返す中で沈没してしまう地方自治体が必ず出てくるでしょう。
今こそ、我々政治家は10年後20年後という将来を見据え、目先のことに囚われずに行動をしなければならないと考えています。