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学校給食関連の質問をしました!

2010 年 1 月 6 日(水)23:59 | 日記 | No Comments |

 今日の「食と観光対策特別委員会」での、僕の質疑が終わりました。まあ、委員会の質疑なのでマスコミも大きな扱いにはしないでしょうが、道側の答弁も非常に満足できる内容であり、全国的に見ても「意義のある質疑であった」と信じています。

 実は、学校給食の衛生基準は「厚生労働省のマニュアル」と「文部科学省のマニュアル」の2つが混在しています。これ自体が既に「縦割り行政の典型的な弊害」なのですが、さらにこの2つのマニュアルに「整合性の取れない部分」が多々あるのが大問題なのです。

 例えば、厚労省のマニュアルでは「行う必要の無いもの」が、文科省のマニュアルには「絶対にすべきこと」になっていたりするのです。また「文科省のマニュアル」では、一般常識で考えると「やりすぎだ!」と言わざるを得ない作業を行う必要があるのです。

 例えば・・・、「みかん」の場合には「皮がついた状態で“3つのシンク”を使い、計3回の洗浄する」ことになっているのです。児童は「皮をむいてみかんを食べる」に、なんで皮を3回も洗う必要があるんでしょう。ちなみにバナナも同じです。さらに、皮をむいて加熱調理するジャガイモも、「文科省のマニュアル」では“これと同じ作業”を要求しているのです。さらに困ったことは、各地の教育局が“文科省のマニュアル”を遵守していることです。給食を作る現場では、このような“常識では考えられない作業”を押し付けられ、負担が増しているのです。そして、“この負担の大きさ”故に「地産地消」が進まないという弊害も生まれているのです。これは「農業王国」の北海道においては「大問題」なのです。

 本日の僕の質疑に対する道の答弁は、「地産地消の弊害になる部分には厚労省のマニュアルを使う」ことと「衛生状態を確認する際、各地の保健所も関与していく」ことを明らかにしました。

 そして、一番のポイントは「地産地消を推し進める為に、北海道が教育委員会や生産団体等と連携をして検討会を設置する」という答弁をしたことなのです。道は「道庁と教育局の間における認識の違い」を明確に認めましたので、今後は“北海道”において「学校給食」が“教育行政の中の聖域”では無くなり、道も積極的に関与することになります。

 実は「学校給食の問題」の質問ですが、これが第一弾なのです。まだまだ「大きな問題」があるのです!僕は、「今後も、さらに突っ込んだ質問をしなければならない」と考えていますが、まずは第一段階をクリアしてほっとしています。

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