太陽光パネルって?
今日も東京をバタバタ歩き回りました。今回の調査の成果は上がった部分もあった反面、いくつかの問題が「少し大きく」かつ「複雑」ということで、思った程の成果は上がりませんでした。年明け早々、また本州に行かなければなりません・・・。
さて、先日は「CO2」についてのブログを書きましたが今回は「太陽光パネル」についてのブログを書くことにします。
僕はそもそも、「地球温暖化の一番の悪玉はCO2だ!」と決めちゃった事自体をしっかりと検証すべきだと思っているのです。
しかし、CO2削減の切り札として、「クリーンエネルギー」である「太陽光発電」に注目が集まっています。
先の政府も「地球環境を守る為に、全国の学校に太陽光パネルを設置する」という政策を打ち出しましたが、この時も大きな反響を呼びました。そして、それらの反響は「子供達に“地球の環境問題”の重要さも教えることも出来る、素晴らしい政策だ」というような“肯定的”なものが殆んどでした。
僕も「地球の環境を守る」ということは素晴らしいことだと信じています。しかし、一方で「その言葉の美しい響き」だけに惑わされていると、「地球環境の改善に殆んど関係無いことをしてしまう“危険性”もある」と思っているのです。今こそ、それらの点をきちんと検証をすべきなのではないでしょうか。
例えば「太陽光パネル」ですが、その技術や理念は「素晴らしい」ことは僕も認めています。
しかし、このパネルを一枚作るのに、一体どれだけのCO2を排出するのでしょうか。原料を運ぶ際にも、飛行機やトラックが「化石燃料」も使用します。工場においても輸送にも常に「CO2」が排出されています。細かいことを言うと、マイカー通勤をしている工場の従業員もいるでしょうし、工場や会社で使っている様々なペーパーだって「森林を伐採して」作られているはずです。
僕には「太陽光パネル一枚を作るのにどれだけのCO2が排出されたのか」というような話を聞いた記憶は無く、それ自体が「不思議なことだ」と感じているのです。ちなみに、「パネルを作る過程で排出されたCO2」が帳消しになる為に、パネルを設置して一体どれくらいの期間が必要なんでしょうね。
そして、こんな基本的なことすら知らないのに、だれもが「太陽光発電は素晴らしい」と絶賛するのは何故なのでしょう。
先ほどの「学校に太陽光パネルを設置」の話に戻りますが、実は「最大の愚作」だと、僕は思っていたのです。
「危機的な地球環境を一刻も早く改善する」というのであれば、まずは優先的に多くの電力を満遍なく使っている施設に設置すべきなのです。学校で電気を使う時間は限られており、夏休みや冬休みがあるような施設に「太陽光パネル」と急いで設置しなければならないという意味が、僕には全く解らないのです。
全員が全員、耳障りの良い政策を「盲目的」に信じてしまうということは、結構「危険な事」なのかもしれませんよ!
追伸
今日、僕が乗る予定だった「飛行機」がいきなり欠航になりました。次の便に乗ることが出来きたのですが、その際「申し訳ありません」ということで、500円相当の商品券のようなものを貰いました!飛行機は遅れましたが、それでお弁当を買って結構ご機嫌なフライトとなりました(笑)。