各種団体からの意外な要望・・・(前)
今日、僕は道議会の会議室においていくつもの団体から要望をお聞きしました。頂いた要望の中には「なるほど!」というものがいくつもあり、色々な団体が様々な苦労をしている状況が解りました。
その中で僕が「おやっ?」っと感じた要望があったのです。それは“畜産関係の団体”からの要望だったのですが「北海道の森林を守って欲しい。その為に道独自に条例を作るべき。」という畜産業界とは関係のない内容だったからです。
実は、僕もこの団体からの要望と同じ事をずっと考えていたのです。
現在の日本の法律や制度では国内の森林の整備や森林売買の規制が出来ず、所有者の特定すら難しいのが現状なのです。我々は“外資本による買収”をただ手をこまねいて見ているしかありません。
我々は、北海道発でそれらの問題に対応できる条例や制度を作る必要があり、「それは可能である」と僕は考えています。例えば、北海道には「道州制特区」があります。僕は「この件に関しては、全国の森林の4分の1の森林を有する北海道が国に申請するに相応しい道州制特区提案が出来る」と思っているのです。
さて、最近「中国だろうがどこだろうが二束三文だった森林を買ってくれるのは有りがたい事だ。景気が低迷しているのに文句をいうのはおかしい。森林が売ることが出来た多くの地主は救われたはずだ。」といった意見が複数の方々から出されているようですが、これらの非難の矛先はどうやら僕に向けられているようです。
僕が政治家になって7年が経過しましたが、僕は質問をする度に非難や攻撃を受け続けて来ました。僕は今までの経験から「政治家が何らかの問題を解決しようとする時、必ず誰かが攻撃をしてくる。今までタブーであるとされていたり、政治家が関与をしていたり、誰も追及をしてこなかったような問題等は、その攻撃は更に激しくなる」ということをしっかり学びましたので、今回も「またか・・・」という程度の感想なのですが、この件に関する僕の考え方を今一度示しておこうと思います。
・・・・明日のブログに続く・・・・
【追伸】
そういえば、昨日「中国の免許で北海道をドライブ出来るとは何事だ!」と、北海道側と意見交換をしました。一連の説明を受けましたが、僕には全く理解の出来ませんでした。道庁は誰の為に仕事をしているのでしょう。まさか“偉かっ先輩職員が天下った関与団体を守る為”で無いことを祈るばかりです。