ただいまホームページ移行準備中です。

こちらのホームページは2015年5月29日までのものです。

北海道新幹線について

2008 年 12 月 19 日(金)23:15 | 日記 | No Comments |

 北海道新幹線の札幌までの延伸がほぼ決まったようです。今までこの件についてもブログにも書いてきましたが、このままの議論で本当に良いのでしょうか。


 北海道新聞にも、北海道選出の自民党国会議員が力を付けたために、この北海道新幹線の建設が決定したという記事が出ていました。この記事も「北海道新幹線建設」に対して肯定的な記事でしたが、僕はまだ懐疑的なのです。
 以前のブログで「北海道に新幹線なんて、借金で大変な家がフェラーリを買うようなものだ」と書いたことがありますが、道職員も道議会議員も今の道財政をどこまで「危機的だ」と感じているのでしょう。
 この北海道新幹線については、いくつかの問題があると思っています。例えば、(1)恩恵を受ける地域が限定されかねないのではないか、(2)工事を受注する建設会社はスーパーゼネコンで、地元企業へ金が落ちないのではないか、(3)新幹線が出来ることにより、地方空港の利用率が下がるのではないか、(4)この新幹線と観光戦略とをどう連動させるのかの議論が少なすぎる、(5)道民が多くの負担を強いるが、費用対効果はどうか、(6)本当に新幹線が利用されるのか・・・等々、もっと北海道全体で議論をすべきことが沢山あるはずです。
 北海道民の熱意も上がってはいません。札幌での「署名」もまともに集まっていませんが、さらに函館-札幌間の地域から離れれば離れるほど、この建設に関しては「無関心」になっているのが現状です。
 何故、「新幹線を利用して、どんな北海道を作っていくのか」という根本的な議論もせず、「まずは建設ありき」となるのか、僕には理解できないのです。これだけ大きなプロジェクト(建設費は1兆円を超えます)なのであれば、もっと真剣に議論をすべきなのです。
 「小野寺は自民党の公約にまで反対をするのか」と快く思っていない議員もいるかもしれませんが、僕はもっと道民の立場に立って議論をすべきだと言っているつもりなのです。

写真 夜は、僕の後援会の役員会で「忘年会」をしました。非常に楽しい時間をでした!!

コメント投稿