北海道の「事務事業の一元化」の報道について!
今日の道新に、道が事務事業の一元化を行うという記事が一面に出ていました。実は僕はこの記事を見て、「あら?まだ公表されてなかったっけ?」と思ってしまいました。
でも確かに、報道されるのは初めてかもしれません。僕はこの問題に関して、ずっと道の理事者側と話をしてきたので、不思議に感じてしまったようです。
この事務事業の一元化ですが、倒産しかかっている会社において「同じようなことをやっている部署」が複数あれば、その統合は真っ先に行われます。しかし道庁は「縦割り社会」になっており、それぞれの部の「縄張り意識」が余りにも強いために、こんな初歩的で基本的な「行革」すら行えない状態がずっと続いていたのです。
しかし、行財政改革の担当局も「このままでは、道庁が倒産する」と危機感を持ち、道庁の各部や族議員から総攻撃を受けるのを覚悟の上で、一元化することを発表したのだと思うのです。
僕は、「事務事業の一元化」を行うことは、北海道が赤字債権団体へ転落するのを防ぎながら、北海道の経済を立ち直らせる為には、どうしても必要だと信じています。また、各部の「縄張り争い」のために「行革」が進まないのであれば、道庁職員の思考回路を、このような「行革」によって根本的に変えなければならないとも思っています。
例えば、北海道には公共工事を発注している部署が3部(建設・農政・水産林務)あるのですが、これを一元化するだけで、かなりのコストが削減できるはずです。そうすれば、今まで以上の公共工事の発注が可能となるのです。これに反対をする道民や企業があるのでしょうか。
でも、猛烈に反対する議員も部も登場するでしょう。容易に想像ができます。反対派は「余りにも巨大な権限を持つ部が出来る危険がある」などと、主張するでしょうが、これはそんなレベルの話ではないのです。
今後、北海道が倒産するか生き残れるか、経済や産業を守れるのかという主張と、反対派の「縄張り争い」の主張がぶつかり合うのでしょうが、僕はその決着は道民つけてくれると思っています。
僕は道議会議員として、全力で「道の事務事業の一元化」の取り組みを応援しようと思っています。また多くの先輩議員を怒らせ、多くの敵を作ることになってしまうかもしれません。しかし、僕は「北海道の未来」と「道民」のために自分の信念を貫くことが何より大切だと信じています。