北海道にとっての洞爺湖サミット!
北海道にとって、この洞爺湖サミットがプラスなのかマイナスなのか、まだ誰にもわかっていません。ただ、北海道はこのサミットに15億円以上使うのですから、この支出以上の効果を道民に還元できなければ、僕はこのサミットは北海道にとっては失敗だったとはっきり断言します。
確かに「北海道・洞爺湖」という名前は世界には広まるかも知れませんが、それだけでは15億円の値打ちは無いと思っています。道民の「環境に対する意識」も高まったかもしれませんが、それでも全然足りません。
さて、昨年、ドイツの「ハイリゲンダム」でサミットが行われました。この地名をどれくらいの日本人が覚えているのでしょう。そうです。一年も経たないうちに、何もしなければ「洞爺湖」なんて地名はあっという間に忘れ去られてしまうのです。
今後、僕は「サミット」についても道庁に質問をしなければなりません。それは・・・
それは例えば、洞爺湖サミットの準備期間に道庁がどんな仕掛けをしたのか、そしてサミット終了後どれだけ早く施策を開始するか、そしてどのような有効的な施策を打ち出していくのか・・・等々です。
先の道議会第2定例会の自民党の代表質問に「アフターサミットに関する取り組みについて」を入れましたが、当初入っていなかったこの質問をいれたのは僕なのです。
その質疑の中で、道庁はこの期に及んでも「アフターサミット」に関して具体的な施策を全く持っていないことが解り、僕は非常に驚きました。
今まで、このサミットは外務省はじめ中央官庁主導で行われているため、道への質問は控えていましたが、これからはきっちり質問をしていかなければなりません。
いずれにしても、道民の皆さんが「15億円をはらう価値のあったサミット」だと感じることが出来なければ全く意味がありませんし、サミットなんてやらない方が良かったということになります。そのようにならないため、今後議会でしっかりと議論をしていくことをお約束します。ちなみに明日は、留寿都村の国際メディアセンター等の視察に行きます。
追伸 でも、「サミット」ってどれだけ重要で意味があるんでしょう。重大な懸案事項に関しても、いつも「努力」だとか「配慮」だとかと、はっきりとした目標も打ち出せない現状を見ると、サミットが世界の懸案事項を解決をしていく会議だとはとても思えないのです。このサミットが何も解決できないのなら、これ以上ない「壮大なお金の無駄使い」ですよね。さて、最終的にこのサミットに何百億円かかるのでしょう・・・。かかったお金以上に実りある会議になることを祈っていますが、多分無理でしょう。