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北海道が置き去りにされない為に

2004 年 5 月 8 日(土)23:11 | 日記 | No Comments |

 昨日(といっても札幌に着いたのは朝の6時でした)は『特急まりも』に乗ったために流石にかなり疲れております。今日は午前中から会議があり(歯が本調子でなかったためにスピーチもかなり辛かったのですが・・・)午後は講演会がありました。

 今日の行事は新しくリニューアルされた「札幌プリンスホテル」で行われました。非常に綺麗になっていて、昼食もそこで食べました。しかし、SP(要人に付く護衛の警官)が何十人もいて、外の交差点には何人も警官が立っていました。何事かと思っていたらどうも「小泉首相がくる」との事でした。あまりに物々しい雰囲気でびっくりしました。


 で、そのホテルで行われた午後の講演会でしたが、面白い話を聞くことが出来ました。この講演会は北海道の青年会議所で企画・運営をしたものでしたが、僕にとって非常に勉強というかためになる話を聞くことが出来ました。講師は「由仁ガーデン」の仕掛けの親である三井物産戦略研究所の園田正彦室長で、北海道を元気にするにはどうしたら良いのかという話が中心でした。(この講師は色々な肩書きを持っていて、スロータウンタウン連盟副会長という肩書きもお持ちでした!)

 北海道に住んでいる我々は、住んでいるからこそ見逃している「北海道の魅力」に気づいていないのだと、講師の話を聞いていて感じました。本当に面白い視点で北海道(日本)を考えているのです。もっと、おしゃれ発信の基地として北海道に「東京の竹下通り」のようなショッピングゾーンを創ってはどうかとか、食育(食を通じた教育)を行うのなら学校でもっと料理をさせるべきだ(地元の素材を使ってその素材と土地の勉強をさせながら)という話や僕らでは思いもつかないような発想の話を聞いて目から鱗が落ちました。やはり、我々は、我々の北海道を外から見て「好きだ」と思ってくれている方の意見も聞きながらこの北海道を考えて行かなければならないと実感をしました。

 日本の経済は上向きになっています。北海道はいつもワンテンポ遅れて上向きになるのでよく「ジャンボジェット機の後輪」に例えられます。今回、日本全体の景気は上向きになっているので前輪は浮いている状態ですが、多くの学者の見解は「今回はジャンボジェットは離陸をするが、後輪を地面に置き去りにして離陸をする可能性が高い」というものです。そうなのです。
 ひょっとすると今までとは違い北海道だけが置き去りにされてしまうかもしれないのです。もう少し北海道全体が危機感を持つ必要があるのです。道民が手を取り合って北海道のために少し頑張らなければならない時が今、来ているのです!!

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