前に進まなければ・・・
今日は、僕が所属をする常任委員会の「水産林務委員会」と特別委員会の「食と観光対策特別委員会」、そして「決算特別委員会」に出席しました。本来であれば昭一さんのお通夜に参列をする予定だったので、「欠席する」と道議会に連絡をしていました。しかし、急遽札幌に戻ってきたので出席をすることが出来たのです。
僕は、今だ虚脱感に苛まれています。道職員と意見交換をしていても「心ここにあらず」という状態でした。今日の議会はタイムテーブルが大幅にずれこみました。日程最期の「決算特別委員会」の開会も夜になってしまったのですが、僕は「今、通夜が始まったんだな」と委員会中に考えてしまうような心理状態でした。
しかし、そろそろこの悲しみから立ち直らなければならないと思い始めています。簡単にはいかないでしょうが、道議会に来ると「北海道における問題を一つでも多く解決するために、気持ちを切り替えなければ」と思えるようになってきました。
今日、委員会の合間の時間には色々な部署と意見交換等も行いました。
例えば、北海道教育委員会とは、全道の学校における「教員の初任者研修」に関しての意見交換を行いました。この研修については「大きな問題がある」と僕は考えているのです。また、道内の小中学校における学校給食の実態に関する報告も受けました。これについては、「帯広の学校給食における課題」が少しづつですが浮かび上がって来ました。「仮に給食センターの業務を全て民間委託にした場合、どれ位の経費を削減できるのか」については既に計算済みですし、「帯広の給食においては何が課題なのか」を然るべき場面で明らかにする必要がありそうです。
保健福祉部からは、前回の道議会で僕が質問した「退職した教職員が無資格で診療報酬を受けていた件」に関しての報告を受けました。この報告には、僕は大いに不満を持ちました。この問題がどれだけ大きな問題であるのか、担当のセクションは全く解っていないようです。多分、意図的に「うやむや」にしようとしているのでしょう。この問題はさらに追求をする必要がありそうです。
水産林務部からは、漁業者に関する資金貸付の制度の見直しの報告も受けました。以前、ザラボヤの件をブログに書きましたが、ザラボヤだけではなく「北海道の漁業全体」が深刻な状況に陥っており、道と力を合わせながら「どうやって漁業を復活させるか」を、あれから真剣に議論しているのです。
決算特別委員会で質問をする予定の「企業局」とも意見交換をしました。その場において「企業局は民間の企業では考えられないような甘い経営を行っている」と指摘をさせていただきましたが、道の監査からも「もっと経営努力をするように」と指摘をされているにも拘らず、「一日も早く経営健全化を行わなければならない」という熱意は全く感じられないのです。「道民がどれほど負担を強いられいるのか」という視点も欠如していました。
選挙管理委員会からも「指摘を受けた部分の問題は改善を行しました」という報告を受けました。この「指摘」というのは、僕が以前のブログで書いたことなのですが、道選管は問題や課題をしっかりと改善したようです。
他にも、今日は多くの部署と意見交換をし報告も受けました。僕は多くの「宿題」や「課題」を、それぞれの担当部署に出しています。これらの中には、議会で質問をしようとしているものもありますし、意見だけ言って改善を図ろうとしているものもあります。
色々な部署が僕の机の所にひっきりなしに訪れて来るのですから、「気持ちを入れ替えて積極的に動き始めなければ!」と改めて強く思い始めたのです。
追伸 そういえば、JALは本当に大変な状態なんですね。今回、東京に行って実感をさせられました。以前は「機内に預けた手荷物」を受け取る時には、引き換え券と荷物に付いた札を係員が確認をしていましたが、今は自分で手荷物を回転台から取り、引き換え券は自分で専用ボックスに入れるだけになっていたのです。羽田空港では係員は誰一人いませんでいた。これで本当に大丈夫なんでしょうか。何か問題が起こってしまうような気がしますし、いくら経営が大変だからといって、このセクションの人件費をカットして本当に良いのでしょうか。