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僕は政治家に向いていない!

2009 年 12 月 2 日(水)23:51 | 日記 | 6 Comments |

 最近、僕は「自分ほど政治家に向いていない人間はいない」・・・と、つくづく感じているのです。

 例えば「このブログ」ですが、僕は怒りに任せて“いつも余計なこと”まで書いてしまうのです。僕はこのブログを通して「できるだけ自分の気持ちや理念を、包み隠さずに書こう」と決め、リスクが生じるのも承知の上で「ブログを毎日更新する」ことにしたのです。

 しかし、冷静になって自分のブログを読み返すと「明らかに不適切な記述」が沢山あるのです。最近のブログも、どなたからも指摘はされておりませんが、既に「不適切な部分」は消去をしました。良く考えると「正直に自分の気持ちを書く」ということと、「書かなくても良いことまで怒りに任せて書く」ということは、全く別の話なのです。このブログ一つとっても、僕はいつも「反省」ばかりしているのです。

 また、僕は知らず知らずのうちに「偉くなってしまっている」のかもしれません。そうならないように、自分では気を付けていたつもりでしたが、やはり最近の自分の言葉使いや言動、ブログの記述などを考えると、自分なりに反省すべき点が多々あることも分かってきました。

 さて、僕は道議会議員になってから、「道民のプラスになるか否か」という視点で、精一杯仕事をしてきたという自負はあります。また、議員の立場を利用して「利益」を得たことは一度たりともありませんし、特定の企業や団体に対して便宜を図ったことも皆無です。これらは「天地神明」に誓えます。

 しかし最近、僕は「道の多くの問題や課題を出来るだけ早く解決する」という「道議会議員の本来業務」をこなすだけで、一杯一杯の状況に陥っているのです。でも、当然「政治家」が行うべき仕事はこれだけではありません。例えば、党の仕事もありますし、後援会活動や地元の挨拶回り・・・等々、多くの仕事があるのです。それらに十分な時間を確保できないことは、僕としても「非常に心苦しいこと」なのです。

 もし、有能な政治家であれば「この辺のバランス」もしっかり考慮をして「仕事の量」を調整するのでしょう。「黒いものでも白」と平然と言えるような図太い神経を持ち、時には嗅覚を働かせ、色々な局面で「上手に立ち回る」ことも、政治家としての大切な資質なのでしょうね。

 ところが、僕は「裏工作」や「二枚舌を使い分ける」といったことが出来ない性格で、殆んど「直球勝負」しかしないのです。でも、「こんな政治家って、ちょっと問題だよな・・・」と、自分ですら思ってしまうのです。

 加えて、僕は「道政上の問題は一日でも早く解決させたい」と常に思っていて、この「せっかち過ぎる性格」も、政治家向きではない大きな理由なのです。実際、一人でいくつもの仕事を抱え込んでしまっているのも、多くの道職員の方々と衝突をしてしまったのも、この性格が原因なのです。

 僕は道議になってから、自分のことを「能力のある政治家だ」と思えたことは一度もありませんし、未だ「自分は素晴らしい政治家になる」という自信すら持てないのです。議員活動を行えば行うほど、僕は「自分自身の未熟さ」を痛感し、つくづく「自分は政治家に向いていない」と思ってしまうのです。

 現在、僕は道民の皆様から議員報酬を頂いている身ですので、僕が道議である間は「自分には道民の為に全力で仕事をする責任がある」と信じ、道議会議員という仕事をやっていますが、実は「やってもやっても際限が無い“結構大変”な仕事」なんですよ・・・。

コメント

  1. 匿名で失礼します より:

    毎日お仕事お疲れ様です。
    政治家に向いてる向いてないは別として
    小野寺議員はとても一生懸命道民の為に
    動いてくれている事をいつも感謝しております。

    際限ない…そうですよね色々な問題や課題が舞い込んでくるのですから
    でも、そんなに多く小野寺議員の所に来ているかというと…
    『他の議員さんはどうしてらっしゃるのかしら?』という疑念もぬぐいきれませんね

    議員になった日からまともに休日を取れているのか
    どうかわかりませんが、お体には充分お気をつけくださいませ

  2. 小野寺 まさる より:

    匿名さんへ

     コメントありがとう御座います!
     自分では一所懸命やってはいるつもりですが、「頑張っている」というのと「向いている」っていうのは、別の話だと思っています。ただ、「少しくらい変わった議員がいても良いのかな」って考えているのです。
     匿名さんが言われるように、議員は健康が第一です!健康に留意しながら、頑張ります!
     これからも、よろしくおねがいいたします!

  3. 芝生の管理人 より:

    いつも、楽しみに読み逃げしている者です^^;
    今回初めてコメントさせて頂きます。

    微々たるものですが税金を払っている立場の人間として、ふつ~ では知り様のない税金の無駄使いや矛盾を、まさる道義のおかげで知ることができ、又われわれ道民の為に闘って下さっている姿と姿勢にいつも感謝と、自分自身の生き方の励みとなっています。

    確かに言葉とか文章というものは、相手のとらえ方で良くも悪くも捉えられるとはおもいますが、
    「自分の気持ちや理念を、包み隠さずに書こう」と書いた不適切と思われる発言も、まさる道義の人間味を感じれますし、一生懸命だからからこそ腹が立つ!そのお気持ちが何となくですが分かります。

    「黒いものでも白」「二枚舌を使い分ける」そんな政治家や人間はたくさんいますが、その結果が今の道財政や様々な諸問題につながったのではないでしょうか?

    北海道のため、道民のために道議会議員に立候補されて道議になっておられるのですから、
    本当に政治家に向いていないと思うのであれば、道議をやめればいいと思います。

    ただ、政治家に向いていないのは他の偉ぶってるだけの議員なのではないでしょうか?
    自分が政治家に向いていないなんて悲しい事を言わないでください。

    最後になりましたが、連日大変な日々が続いていたと思います。お体の方ご自愛ください&まさるサンタ今年も楽しみにしてます☆

  4. 小野寺 まさる より:

    芝生の管理人さんへ

     今日は、事務所にお越しいただきましてありがとうございました(笑)!
     でも・・・「自分自身の生き方の励みとなっています」って言うのは、ちょっと大袈裟ではないでしょうか(笑)?
     客観的に見て、「僕が政治家向きではない」のは、事実だと思っていますが、「向いていない」=「別の仕事」とは考えていませんよ!
     少しくらい「リスク」を背負ってでも、議論をしなければならないことが、今の世の中には沢山あります。しかし一方で「政治家」って職業は、いかにリスクを回避するか(=落選しないか)が重要なのですから、相反していますよね?
     そういう意味では、僕は「政治家に向いていない議員が居た方が良い」と思っている部分もあるのです。
     これからも、よろしくお願いいたします!ついでに、留守がちな家の芝生も・・・(笑)

  5. とよ より:

    いつも道民のためにありがとうございます。

    「政治家向き」の性格というのがあるのかどうかわかりませんが、
    どの職業にも、その仕事に多い性格的傾向、というのは存在するのでしょうね。
    ですが、集まる人間があまり画一的でありすぎると組織は硬直化してしまうでしょうし、
    硬直化した組織というのは必ず腐ると思います。

    異端でいらっしゃること(失礼を申し上げてすみません)によって、
    きっと人一倍のご苦労がおありかと拝察しますが、どうぞ貴重な潤滑油、起爆剤としての
    異質さを大事になさってください。
    そのことによって北海道が、道民が、救われる点は多いと思います。

    余談ですが、某社が恒例のやんちゃをして製造してしまったあずき味の炭酸飲料、
    遅ればせながら飲んでみました。
    口に入れる瞬間の豆くささ(?)を我慢すれば、味自体は、私はさほど嫌いではないです。
    ……そう言いながらリピートはまずしないと思いますけれど(笑)。

  6. 小野寺 まさる より:

    とよ さんへ

     いつもありがとうございます!

     政治家の多くは「自分が天下を取る」とか「上に這い上がってやる」みたいなエネルギーを持っているのです。そりゃ、そうですよね。選挙区で選挙を勝ち上がってきた人の集まりですから・・・。考えてみれば、17万人弱の帯広市において、「3人」しか道議会議員になれない訳で、それぐらいの野心みたいなものがないと勝てないってことかもしれません!
     
     僕は、これを否定するつもりはありませんし、逆に「すごいバイタリティだなー」と感じる位なのです。ただ「そのことに躍起になっている方々」を見ると、「本業をしっかりとやっているんだろうか?」と感じてしまう方も沢山いるのです。

     同じ会派内から「自民党の支持母体に対して質問をするとは何事だ!」とか「与党なのに、何故あそこまで道庁を追い詰めるんだ!」と非難を浴びることも多々ありますが、この考え方によって「国民が自民党離れをした」ということに、気付いて欲しいと思っています。確かに、我々にとって「党」も大切ですが、一番大切にしなければならないのは「道民」であるべきなのです。

     とよさんから頂いたコメントのように・・・「異端」のままで、これからも頑張ろうと思います!

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