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個人情報保護法って?

2009 年 9 月 14 日(月)23:08 | 日記 | No Comments |

 個人情報の保護・・・これが重要なのは解ります。しかし、あまりに拡大解釈をされるとおかしな話になってしまいます。

 僕は道議会において、道のアイヌ政策の質問をしてきました。このことは昨日のブログにも書きましたが、この質問を作る際、僕は「個人情報保護法」という法律に非常に腹を立ててしまいました。

 僕はアイヌ政策の質問の中で、「北海道アイヌ協会札幌支部」に関する質疑をしました。それは、支部の複数の会員から「道の事業において『バスの定期券』を購入し、そのコピーを道に提出した後、すぐに定期を解約し交通費だけもらい続けた。」という話を聞き、さらに「アイヌ協会から、そのやり方を教えてもらった」という複数の証言を聞いたからです。

 万が一、これらが本当であれば「詐欺行為」であり、きちんと調べなければなりません。しかし、僕の調査に「個人情報保護法」の壁が立ち塞がったのです。道庁がバス会社に「道の事業で、不正にバスの定期を解約したと証言をしている者がいる。事実関係を調べたいので、道の事業で定期券を中途解約している者がいるかどうか教えて欲しい」と問い合わせをしても、バス会社は「個人情報保護法があるので教えられない。個人から要請があった場合のみ教える」というものでした。

 こんな馬鹿な話があるのでしょうか。道の事業において「詐欺行為」の恐れがあるのに、道もそれを調べられないというのですから驚きです。そもそも、不正を行ったものが、道の調査の要請に応じるはずはないのです。

 道民の税金で、バスの定期が買われているのです。税金で買われたバスの定期券の情報が、何故「個人情報」なのでしょう。道民の「知る権利」は保障されなくて良いのでしょうか。何が「個人情報」なのか。我々は、どのような情報をどう守らなければならないのか、今一度、真剣に考える必要がありそうです。  

追伸 今日は道議会で委員会がありました。明日から第3回の道議会定例会が始まります。

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