使い分けですか?
既に僕のところには、昨夜の“鳩山首相の会見”についてのメールが「6通」も送られて来ています。
僕は、その全てに目を通しましたが、「首相の発言」に対する“怒り”と“不信感”がひしひしと伝わってきました。そして、半分以上のメールには「首相の“緊急会見”に対する僕の見解を知りたい」と書かれてありました。
普通なら、僕は“自分の見解”をすぐにブログに書いていたと思うのです。しかし、既に多くの政治家がこの件についての意見を述べており、マスコミ各社も色々な報道をしていました。
実は、昨日の「緊急会見」をTVで見ましたが、僕としては「ちょっと苦言を呈さなければ・・・」というレベルの会見では無かったのです。余りのことに唖然としてしまいました。「首相の発言や姿勢について、自分の意見を書く気になれない」というのが、今の僕の偽らざる心境なのです。
そこで“今日のブログ”は、多分「マスコミが言及しない」であろう点について書くことにします。
会見での発言や言い訳もさることながら、僕が特に違和感を覚えたのは、鳩山首相が「総理大臣としてではなく、一国会議員として」記者会見に臨んだことなのです。
国のトップが「国会議員として国民に説明する」なんてことを平然と言い放ってから、記者会見をやる国なんて、世界中探しても「日本」だけでしょうね。
また、鳩山さんは「この疑惑」があった中で「一国会議員」から「総理大臣」になったのです。であれば、鳩山首相が「総理大臣としてではなく一国会議員の問題である」と言える筈は無いのです。
多分、この点をマスコミは追求しないでしょう。それは容易に想定できます。
で、ここからが本題です(笑)!
今回、僕は「総理と一国会議員という立場は容易に使い分けが出来る」ことを知りました。このことが、今回の「記者会見」においての、自分にとって唯一の収穫だったのかもしれません。
さて、今回のように「総理大臣本人が犯した違法行為」の緊急会見に際し、全マスコミが「一国会議員としての記者会見を認めた」のであれば、今後は一大臣が「終戦記念日」に何処に行こうが、「大臣として参拝したのか?私人か?」などという下らない質問をしたり、大々的に報道することは止めるべきなのです。それは、今回の事例と照らし合わせた時、そのような報道の姿勢はマスコミにとって「整合性の取れない行為」になるからです。
まさかマスコミの方々は、首相と同じように「報道によってスタンスを使い分ける」なんて“姑息”なことはしませんよね・・・?
本来は、こんな馬鹿な話があってはいけないんですけどね・・・。