何故、北海道が他の15県分のPCBを処理しなければならないのか
本日は7つの会合等があり、目が回るような一日でした。
13時からは私が委員である「環境生活委員会」がありました。
委員会室に入ると、テレビカメラがあり(たぶん、ニュースに流れたと思いますが・・)と新聞記者がいつもより多くいました。
実は、PCBという物質を処理するために室蘭に処理施設を造るのですが、この施設は当初、北海道のみのPCBを処理するための施設でしたが、処理施設を造ることのできない県(15県)からも処理を依頼され、また環境省からも北海道に打診がありました。
何故、北海道が他の15県分のPCBを処理しなければならないのか?ということでマスコミが注目をしているのです。
私はこの件について質問をしましたが、やはり、地域エゴに囚われず、どこかの地域が他の地域の処理もしなければならず、日本全体のためにもこれは 北海道の役割ではないのかと考えています。貧乏くじを引いたとは考えずに、北海道が他の県のために役に立つという考え方もあると思うのです。北海道も専門 家も安全性には問題がないと結論を出しています。
勿論、徹底的に安全性を確保するのは勿論のこと、室蘭の住民にもきちんと説明責任を果たし、ケアをしながら、処理をする必要があります。
また、今後、環境省や15県と話していく中で、北海道だけが施設を持ち、費用を出して処理を進めるということにはならないと思います。お互いが力 を合わせてこの問題を解決していくことが必要で、それなしでは、文字通りただ北海道が「貧乏くじ」を引いていまうことになります。
この問題は、今後も多くの議論があると思いますが、私は「道民のためにどうあるべきか」を常に考えて、この問題に真剣に取り組んでいきます。