今回の騒動と帯広市長選・・・
地元の十勝・帯広は「石川代議士の逮捕の報道」で大騒ぎになっています。
今日の夜、僕は「地元の道議会議員であり自民党帯広支部幹事長をしている」という理由で、今回の事件に関してマスコミ各社の取材を受け続けました。
僕としては、①今後の捜査の推移を見守りたい、②有権者には説明責任を果たして欲しい、③十勝に住む者としては残念なことだ・・・、という三つ位しかコメントをしなかったのですが、マスコミのあまりの取材ラッシュには本当に驚いてしまいました。
さて、今日の十勝毎日新聞では「市長選へ影響注視 石川議員地検捜査」がトップ記事でしたが、その記事の中に「民主だけで米澤氏を囲い込むことにはならない」と言っている“保守系市議”が登場していました。
現在、自民党帯広支部では20日を締め切りに「市長候補の公募」をしています。そして、最終的に「帯広市長候補選考委員会」において、最適な候補者を選ぶことにしています。それは、自民党として「党として初心に帰り、市民の方々の意見を真摯に耳を傾け、ゼロベースの中から次期帯広市長に最も相応しい人物を選びたい」と強く思っているからなのです。
にも拘らず、今の段階で“こんな非常識な発言”をする市議がいること自体に僕は大変驚いています。もし、この市議が「自民党」でなければ良いのですが、万が一“自民党の議員”なら最悪です。その市議がどのようなお考えをお持ちであろうが、それはその方の自由ですが、マスコミに対して「言って良いことと悪いこと」の判断すら出来ないことに呆れてしまいます。そして、万が一その議員が「マスコミに対して恣意的な発言をし、自分の思惑の市長候補になるように誘導しようとしている」のだとしたら、それはその議員が「自民党の帯広市長候補選考委員会の全メンバー」を愚弄していることになるのです。
これから、民主党サイドは大変な状況になるでしょう。しかし“外野の状況”がどうであれ、我々は「“次期帯広市長候補”に最も相応しい人物を選ぶ」という作業に全力を尽くすのみであり、僕は「今回の騒動と我々の市長候補選びは全く関係ない」ということだけは皆さんに断言をいたします。
しかし、何故“十勝”において「大々的なニュース」がこんなにも続くのか、僕には不思議でなりません。
【追伸】
僕は、明日の「民主党大会」が気になってしょうがありません。鳩山首相は、常々「秘書の問題は政治家の責任」と発言していましたが、実際に秘書が逮捕されてしまった小沢幹事長に対し“党の代表としての鳩山さん”が「どのような対応をするのか」・・・僕は非常に気になるのです。
2010年01月17日(日) 17:31
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年もどうか御活躍ください。
さて、石川容疑者の件、地元は大騒ぎでしょうね。もちろん不正を行った本人たちが一番悪いのですが、報道を見ておりますと、ほかにも「この人たちって、なんだかなぁ……」と、げんなりさせられることがあります。
以下は非常に口はばったいことですが、私が疑問に思うのは、伝えられる「地元有権者の声」なのです。
「中川さんが亡くなったのに、石川議員までいなくなられては困る」
「十勝から政治家がいなくなってしまう。なぜ逮捕までしなくてはならないのか」
そんなコメントを、ニュースで目にしました。そしてすごく違和感を覚えました。
何も「犯罪者を庇うのか!」といきり立っているわけではないのです。誰を支持しようとそれはその人の自由ですし、支持者なら、今回のことは間違いであってほしい、まだ信じたいと思うのは自然な心情でしょう。
私が「変だ」と感じるのはそういうことではなくて、「中川さんが亡くなってしまったのに、石川議員まで捕まえるなんて、十勝に酷」という意見についてなのです。
「一緒にするなよ!」という感情論ではありません。「誰でもいいの……?」ということなのです。
地元から有力な政治家が出てほしい、と願う気持はわかりますが、「力」さえあればいいのだろうか、と首をかしげてしまいます。中川さんと石川容疑者とでは、政策も思想も全く違っていたはずです。それを、「おらが村さの先生様」というだけで、同等に祀りあげてしまう感覚が理解できません。ネームバリューと地元利益(への期待)だけが支持理由という有権者のあり方は、果たして健全でしょうか。
なんだかがっかりしましたし、怖くもあります。
一部ネット上では今回の「地元民」コメントに関して、「呆れた」「北海道の民度はこの程度か」と非難囂々です。私も道民として悲しいです。
ずいぶん偉そうなことを書いておりますが、決して、十勝の有権者の方すべてがそういう認識だと思っているわけではありません。マスコミの報道はいつも恣意的ですし、ニュースでコメントしておられた方にしましても、発言の一部だけを切り取って取り上げられたわけですから、前後をきちんと聞かないかぎり、言葉の真意はわかりません。
ですが、「おらが村さの先生様」という古い認識が地方有権者に残っていること、それが時として「国政」のスケールを矮小化してしまっていることは、否定できないと思うのです。
ろくでもない議員はたくさんいると思いますが、それらを排除していくと同時に、有権者の意識改革も必要なのではないか――今回の件で、自戒も込めてそう考えた次第です。
有権者が「政策で」判断できるようになるためには、有権者自身の勉強も欠かせませんし、政局ばかり報道するマスコミのあり方も変えなければ、なかなか難しいとは思うのですが……。
本当に生意気なことを、長々と書き連ねて申し訳ありませんでした。長さも長さ、内容も微妙ですので、メールでお送りすべきだったと後悔しておりますが、途中まで投稿してしまいましたので、こうして最後まで書かせていただきました。コメント欄を私用するような真似をして、申し訳ありません。お邪魔いたしました。
2010年01月17日(日) 23:44
とよさんへ
こちらこそ!今年も宜しくお願いします!
確かにそうですよね。中川代議士を応援していた十勝以外の方々からすると「都合よすぎるだろ・・・」と思われますよね。
今の、混沌とした政治情勢を考える時、中川代議士が日本の政界から居なくなってしまったのは、日本にとって計り知れない程の悲劇なのです。
最近、僕は自民党を支持していた団体の変わり身の早さに驚いているのです。衆院選が終わり、政治自体が180度逆転する中で、想定もしていなかった色々なことが起こりました。自分としては「見たくはなったもの」も、政治家の立場として見ざるをえませんでした。
とよさんは「民度」のことに触れられていました。確かにその通りなのですが、僕はそれ以上に「政治が成熟していない」ということに唖然としているのです。
今の政局の混乱は、政治と有権者が招いてしまったものなのです。
これから、どうやって政治を立て直していくのか・・・、これは我々に課せられた大きな命題だと思っています。
コメント、本当にありがとうございます!
追伸 そうそう!長いコメントも全然大丈夫ですよ!字数の制限は無いのでご安心を!
2010年01月18日(月) 08:51
とよさんのご意見、まったくもってその通りです。
私の知人や顔見知りの方達の中にも同じような事を言っている有権者の方がいます。
何故なんでしょうね?誰でもいいんでしょうか?
「取り敢えず地元に先生がいてくれれば・・・」と権力に頼りたいだけの安易な気持ちなんでしょうか。
同じ帯広市民、同じ選挙区の人間として恥ずかしく思います。
臭いものには蓋、長いものには巻かれろ、強いものには屈しろ。
こんな考えは有権者もマスコミも政治家も捨てなければ、この先の日本は無くなってしまうでしょうね。
日本国は日本人が守っていかなければ、誰も守ってくれないです。
外国人への地方参政権にしても、まずは帰化して日本人になってからの話です。
2010年01月19日(火) 10:56
hana さんへ
そうですうよね!有権者の「とりあえず・・・」って考え方が、この問題の本質のかもしれませんね。政治家が信念を持ち、有権者も真剣に政治と向き合う日が来ることを願わずにはおれません。
いや、実はそういう社会を作るのも政治の役割なのかもしれません。
政治家は改めて「教育は国家百年の計である」ということを今一度肝に銘じる必要がありますよね。
いつも、コメント本当にありがとうございます!