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今、お金の使い方を真剣に考える時

2004 年 4 月 19 日(月)23:11 | 日記 | No Comments |

今、札幌での会議を終えて帯広に向かっています。帯広行きの特急十勝の中でこれを打っています。今日も札幌日帰りということになりますが、昔に比べて楽になりましたよね・・!札幌までの所用時間も本当に早くなりました。僕が子供の時は帯広から札幌まで4?5時間位かかった記憶があります。(僕が高校生の時に石勝線が出来た記憶があります。時間が短縮されて音も静かになったと大騒ぎしたことを覚えています)しかし今、帯広?札幌で一番早い汽車は2時間9分で着くのです!


社会資本整備ですが、やはり一長一短があります。道路を造るためには自然を破壊しなければなりません。ダムだって、どんな小さな建物でも環境等に何かしらの犠牲は払っています。しかし、ただ闇雲に開発に反対しても、ただ闇雲に開発を押し進めても駄目だと思うのです。どの部分でお互いが妥協をするのかをしっかりと考える必要があります。いくら道路建設を反対する自然保護団体だって札幌までの道路を便利に使っているはずですし、いくら社会資本整備を押し進めたい会社だって、あらゆるところがコンクリート詰めになった自然がない北海道を我々の次の世代へ渡したくは無いはずです。今、公共工事が縮減されています。これは、北海道にお金が無くなったからということが根底にあります。

もしお父さん連中がお小遣いを減らされたら、そのお小遣いの中で一番満足の得られる消費行動を行うはずです。人によっては一点豪華主義で、無駄な出費は一切しないで何か大きな物をどーんと買うのが嬉しい人もいれば、今までちょっと豪華なクラブで飲んでいたのを安いスナックで済ませることによって飲む回数を減らさないことに喜びを見つける人もいると思うのです。話は脱線しかけましたが、実は僕が言いたいところはここなのです!

北海道はお金が無くなった!ではどうやってお金を使うことが北海道の将来のためになるのか?どのようなお金の配分にすると一番道民が満足するのかを道民に見せていないのではと思います。北海道としてのビジョンが見えないのです。
北海道として解りやすく道民にビジョンを見せる必要があるのではないでしょうか?公共工事が減っていくのは道が財政なんだから・・という理由ではなく、北海道は財政難の中こういうビジョンを描いているので今は公共工事が減っているのだ!ということへの説明責任が道側に足りないような気がするのです。このような厳しい時期だからこそ道民は、道民にもわかりやすい北海道の未来像を求めていますし、強いリーダーシップを求めているのではないでしょうか?お小遣いを減らされたお父さんは劇的にお金の使い方を変えて出来るだけ無駄を省いて、真剣に一番自分が喜ぶお金の使い方を明確に計算します。
北海道も本当にゼロベースの視点に立って(口では言っていますがゼロベースでの発想とは思えない予算でした!)お金の使い道を変えなければならないのではないでしょうか?

今日、特急十勝に乗って色々考えました。ここ20年で札幌から帯広までの道のりが本当に便利になりました。電車でも車でも格段に利便性が良くなったのです。これにともなう北海道にとっての経済効果は計りしれません。これからの北海道の開発は単にお金が無くなったから縮小しても良いと言うことではないと思いました。まだまだ開発しなければならないところも沢山ありますし、でも開発を急ぐ必要が無いところも開発をしているのも事実です。地域エゴや政治力ではなく北海道として何が必要で何が必要でないのか?を皆さんと一緒に考えて行きたいと思っています。

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